カヌースラローム男子 羽根田が銅メダル
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リオデジャネイロオリンピック、カヌー、スラロームの男子カナディアンシングルは9日、決勝が行われ、羽根田卓也選手が銅メダルを獲得しました。オリンピックのカヌーで日本選手がメダルを獲得したのは初めてです。
オリンピック3大会連続出場の羽根田選手は、急な流れの川に設けられたゲートを番号順に通過し、タイムをポイントに換算して順位を争うスラロームの男子カナディアンシングルの準決勝を6位で通過し、決勝に臨みました。
決勝でスタート直後からスピードに乗った羽根田選手は急な流れにも、うまく対応して最後までミスなくレースを終え、97.44ポイントで銅メダルを獲得しました。
オリンピックのカヌーで日本選手がメダルを獲得したのは初めてです。
決勝でスタート直後からスピードに乗った羽根田選手は急な流れにも、うまく対応して最後までミスなくレースを終え、97.44ポイントで銅メダルを獲得しました。
オリンピックのカヌーで日本選手がメダルを獲得したのは初めてです。
羽根田選手「泣いちゃいました」
羽根田選手は、「18歳でスロバキアに渡った時から、この日を夢見てやってきた。本当にやっとメダルが取れたという気持ち。カヌーを始めた時から世界一を夢にやってきて徐々に近くなっていくことが実感できた。ロンドンオリンピックが終わって本当に手の届くところにきていて、諦めずに気持ちをつないできた。メダルが決まって泣けてしまった。滅多に泣くことはないが、泣いちゃいました」と話しました。
また、日本選手がオリンピックのカヌーで初めてメダルを取ったことについて「この銅メダルはわれわれにとって夢で、日本人がこの競技でメダルを取ることは自分で言うのもなんだが、本当にすごいことだと思う。支えてきてくれた人に感謝したい」と話していました。
また、日本選手がオリンピックのカヌーで初めてメダルを取ったことについて「この銅メダルはわれわれにとって夢で、日本人がこの競技でメダルを取ることは自分で言うのもなんだが、本当にすごいことだと思う。支えてきてくれた人に感謝したい」と話していました。
父親「夢が現実になった」
羽根田選手の父親の邦彦さんは、決勝の様子を現地のスタンドから見守りました。
邦彦さんは、「やっとここまで来られて夢が現実になった。高校を卒業してから訳が分からないままスロバキアに単身で送りこんだ。親として無責任なことをしたと思っていたが、結果的によかった。私自身、もっと泣くのかと思っていたが、涙が浮かぶ程度だった。欲張りでしょうが、表彰式を見ていて真ん中に立って欲しいという親の無責任な希望も出てきた。4年後に向けて上の2人に追いついて追い越して欲しい」と、声援でからしたガラガラ声でうれしそうに話していました。
邦彦さんは、「やっとここまで来られて夢が現実になった。高校を卒業してから訳が分からないままスロバキアに単身で送りこんだ。親として無責任なことをしたと思っていたが、結果的によかった。私自身、もっと泣くのかと思っていたが、涙が浮かぶ程度だった。欲張りでしょうが、表彰式を見ていて真ん中に立って欲しいという親の無責任な希望も出てきた。4年後に向けて上の2人に追いついて追い越して欲しい」と、声援でからしたガラガラ声でうれしそうに話していました。
羽根田選手とは
羽根田選手は、愛知県出身の29歳。オリンピックは3大会連続出場です。羽根田選手は、小学生でカヌーを始め、地元の高校を卒業してすぐ世界レベルでの活躍を目指しカヌー強豪国のスロバキアに留学し、現地の大学に通いながら練習を続け実力を伸ばしました。
オリンピック初出場となった北京大会では14位、ロンドン大会で7位に入り、去年、リオデジャネイロで行われたテスト大会では2位、さらにことし6月、フランスで行われたワールドカップで3位に入るなど国際大会で成績を残してきました。水の流れをうまく利用したパドルさばきが持ち味で、走り込みや筋力をつけるトレーニングをこれまで以上に増やして体力面も強化し、今回のオリンピックに臨みました。羽根田選手は、「自信を持って臨める。集大成にしたい」と日本カヌー界初のメダル獲得を目指していました。
オリンピック初出場となった北京大会では14位、ロンドン大会で7位に入り、去年、リオデジャネイロで行われたテスト大会では2位、さらにことし6月、フランスで行われたワールドカップで3位に入るなど国際大会で成績を残してきました。水の流れをうまく利用したパドルさばきが持ち味で、走り込みや筋力をつけるトレーニングをこれまで以上に増やして体力面も強化し、今回のオリンピックに臨みました。羽根田選手は、「自信を持って臨める。集大成にしたい」と日本カヌー界初のメダル獲得を目指していました。
カヌーのスラローム ルールは
カヌーのスラロームは、激しい流れの中に設けられた複数のゲートを、パドルを使って順番に通過しながら、タイムを競う種目です。今大会の男子カナディアンシングルでは、およそ250メートルの長さの人工のコース内に、合わせて24のゲートが設けられました。それぞれの選手がコースを通過したタイムに対し、ゲートに体が当たると2ポイント、ゲートを正しく通過できないと50ポイントのペナルティーが加算され、ポイントの少ない順に順位が決まります。