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【政治デスクノート】安倍政権は最大のピンチに直面している 民進・岡田克也代表の“退場”は「最大の痛手」 自民から惜しむ声続々…

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【政治デスクノート】
安倍政権は最大のピンチに直面している 民進・岡田克也代表の“退場”は「最大の痛手」 自民から惜しむ声続々…

参院選の公示前、東京・有楽町でそろって街頭演説した民進党の岡田克也代表(中央)、社民党の吉田忠智党首(左隣)、共産党の志位和夫委員長(右隣)=6月19日午前(納冨康撮影) 参院選の公示前、東京・有楽町でそろって街頭演説した民進党の岡田克也代表(中央)、社民党の吉田忠智党首(左隣)、共産党の志位和夫委員長(右隣)=6月19日午前(納冨康撮影)

 「今回民進党は維新の東軍と合流した。従って本来ならその分が支持層として乗ってこなければならない。今回のおおさか維新は4・8%。26年衆は維新は東軍もいた時であり8・1%。すなわち東軍の比例票8・1-4・8=3・3%を併せて比例得票がなければならない。つまり、本来なら(民進党の28年参の絶対得票率は)26年衆9・4%+3・3%=12・7%にならなければならない」

 しかし、結果は11・1%。馬淵氏はその原因を、ずばり「共産党との野党連携による、改革保守勢力の忌避であろう」と喝破する。

 「ポスト岡田」を選ぶ民進党の代表選は、民共共闘路線の是非が争点になる。馬淵氏が指摘する「改革保守勢力の忌避」が本当に起きたのかどうかも議論になるだろう。いずれにしても、岡田体制で進められてきた野党共闘路線の修正が図られることは間違いない。

 そうなると、岡田・民進党の戦術ミスに救われてきた面もあった安倍・自民党はピンチである。政権発足以来、最大の危機かもしれない。いや、それほどでもないか。(政治部次長 船津寛)

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