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【政治デスクノート】
安倍政権は最大のピンチに直面している 民進・岡田克也代表の“退場”は「最大の痛手」 自民から惜しむ声続々…
多少、演技がかったコメントであることは割り引くとしても、自民党議員が岡田氏の辞任を「惜しんでいる」ことは間違いない。
あるベテラン議員はかつて、「自民党最強のサポーターは岡田氏。彼が民進党の代表でいるかぎり、自民党は安泰だ」と皮肉混じりに述べていた。ちょっと失礼な言い方に聞こえるが、こういう考えに沿ってみれば、自民党議員が岡田氏の降板を残念がるのもうなづける。
実際、岡田氏が野党第一党の党首だったことで、自民党は随分助かっている。まずは安倍首相との「党首力」の違い。
時事通信の今年1月の世論調査によると、「次期首相にふさわしい政治家は」との設問でトップになったのは、自民党の小泉進次郎農林部会長で20・6%。2位には「次期」という質問にもかかわらず、現職の安倍首相が19・4%でつけた。岡田氏は支持率わずか3・0%で4位。「政権交代可能な政治を実現する」と主張してきた岡田氏だが、世間は岡田氏を「政権を担うにふさわしい政治家」とみていない。
ただし、これは他の民進党議員の誰が代表になっても、あまり大差ない結果になると思われる。民進党という政党自体が、現時点では「政権を担うにふさわしい政党」とみなされていないからだ。そこは岡田氏だけの責任ではない。
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