フランス文学者でファッション評論家でもあった愛知淑徳大名誉教授の山田登世子(やまだ・とよこ)さんが8日、肺がんで死去した。70歳だった。通夜は10日午後7時、葬儀は11日午後1時から名古屋市中区丸の内3の4の5の日本基督教団名古屋教会で。喪主は夫鋭夫(としお)さん。

 福岡県田川市生まれ。専門はバルザック研究。ファッションやブランドのほか与謝野晶子を主とした明治・大正期の文学と芸術など幅広い領域で論考を展開した。「モードの帝国」「シャネル 最強ブランドの秘密」「『フランスかぶれ』の誕生 『明星』の時代1900―1927」など著書多数。