お祭り騒ぎに突撃!!

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2016年7月30日(土曜日)
【スウェーデン】 ピーテオー





スウェーデンに入って1週間、毎日歌っているとさすがに疲れてきた。

といってもまだ6日目なんだけど。



前は2週間休みなしとかで歌ってのに、本当に老化かな…………




「ふぅ、体がダルいー。」



「じゃあもう休む?今日。」



「いーや!!今日は土曜日!!めちゃくちゃ盛り上がるはずだし、明日は雨予報だし、今日はとことん歌って明日思いっきり休むぞ!!!」




こう書くと毎日めっちゃ俺だけ頑張ってるようたけど、カンちゃんも本当はすごくネット作業を頑張ってくれている。





これまで過去に書いてきた、



★6000円の世界一周のブログ(FC2)

★帰国後のブログ(アメブロ)

★現在のカンちゃんとの2周目ブログ(ワードプレス)




これらは全部別々のブログサイトで残しているんだけど、せっかくワードプレスも始めたことだし、全部を読みやすいように一括化することにした。


全部のブログをワードプレスに一本化するということ。


それなら読者さんもあっちこっちに飛ぶ必要がないし、ワードプレスのブログって個人的にかなり読みやすいと思う。



というわけでちょっと前からカンちゃんが黙々と過去記事の引越しをやっていたんだけど、やっとこさ6000円の世界一周の引越しが完了。


現行のオンザロードアゲインのカテゴリーのところに前回の世界一周のカテゴリーが増えていってたので、気づいていた人もいるかもしれません。



今も、昔の記事を読み返しています!というかたがありがたいことに結構いらっしゃるので、これで読みやすくなれば嬉しいです!!

6000円の世界一周





「6000円の世界一周の引越しが終わったから次は何の作業していくの?」



「パソコンいじればいじるほど知識が足りないのがわかるから、ここから気合い入れてプログラミングの勉強をさせていただきます。今後のフミ君のネット関係は私に任せて!って言えるように頑張る!!」



「なんていい嫁なんだあああああ!!!!」



「いえええい!!だからピザ食べるーー!!」





というわけで昼飯ピザ。





贅沢すぎる。ピザがこのサイズで65クローナ、790円。


サラダも付いて2人でお腹いっぱいになって、食後にはコーヒー。


もう完全にオフモード全開で椅子にデロリンともたれかかってたれパンダ。




「あへぇぇ………歌わなきゃ………土曜日なんだから………」



「まったりだねェェェ…………ほらフェスティバルも始まったねぇえええ、歌のお姉さんだねぇ。」






広場の中でなにやら陽気な歌が始まったなぁと思ったら、2人の女の人がおどけながらヘッドマイクで歌っている。


広場にいる子供たちに呼びかけながら歌っており、どうやら歌のお姉さん的なやつみたい。


歌のお姉さんの歌いかたって世界共通だなぁ。


子供たちも夢中になってはしゃいでいる。



このお姉さんはキティ好き。






よーし、俺も頑張って町の人たちを少しでも笑顔にするぞ。


気合いを入れてギターを取り出して歌った。







































がしかし、昨日に続いてフェスティバルも本番ということでホコ天にあるメインステージで絶え間なくライブプログラムが行われているので、爆音で俺の生音がかき消されてしまってなかなか人が足を止めてくれない。



ライブの転換時間の静かな時になると、バーっと人だかりがでかてお金が入るんだけど、これではなかなか伸び悩みだ。

あんまり音が混ざってうるさくなると笑顔どころか不快になってしまう。





まぁ今日は土曜日。本番は夜のはず。


すごい盛り上がりになると思うので日中はこの辺にしておくか。

前半は2時間やって897クローナ。




















それから車に戻って日記を書いたりして休憩し、辛ラーメンを食べたら時間は21時過ぎ。

白夜の空が夕焼けになってきた頃に第2ラウンドだ。


ギターを持って町に戻ると、もうすごいことになっていた。











メインステージでは今まさに最後のプログラムが終わったところだったようで、ホコ天は肩が触れ合わないと進めないくらいの第混雑。


老いも若きもすでに少しお酒が入っているようでテンションが上がっているし、そこら辺のバーは超満員でガヤガヤとすごい賑わいだ。



おおっしゃーー!!

1週間みっちり歌ったスウェーデン最後の路上!!!!


大好きなこの国で悔いのないところまで歌うぞ!!!!



ホコ天のスペースに陣取って若干枯れ気味の声を響かせた。












「ウヒョウ!!あれやってくれよ!!アレ歌って!!」



「イエエエエイ!!ヤパンヤパン!!最高だぜええええええ!!!!」



まぁみんな酔っ払い。





そりゃそうだ。町をあげての1年に一度の大フェスティバルの最後の夜。しかも土曜日。


この日ばかりはもはや近所迷惑なんて野暮なことは誰も言わない。



みんな酔っ払ってテンション上がりまくっておかしなことになっており、陽気にからんでくる。



うううう、俺も飲みたい!!飲みながら歌いたい!!

でもスウェーデンは外で飲むのは禁止の国!!!




「イエエエエイ!!!これ俺のお金!?俺の!?」




ギターケースに入っているお金を指差して言うこのセリフは、飲み屋街の酔っ払いが言う世界共通言語!!


日本の飲み屋街でも必ず言われるんだよなぁ。




しかしこっちはシラフ。

お酒が入ってれば気の利いた冗談をノリノリで言えるけども、シラフだと笑顔で、多分違うかなー、が限度。



日本だったら、つまんね!!ノリ悪ぃ!!って言われて知るか!!ってなるところだけど、スウェーデンの人たちは、笑顔でセルフィー撮ろうぜー!!と肩を組んできて最高だぜハブアグレイトナイト!!と楽しそうに去っていく。



いやぁ、飲み屋街の路上は久しぶりだったからこの感覚を忘れてたなぁ。


ドキドキしてくる。



思えばこのドキドキに魅力されて高校生の時に路上にハマったんだよな。


楽しすぎる後半戦は、2時間やって756クローナ。今日のあがりは計20100円。

スウェーデンありがとう!!!!


















「ちょっと散歩してみようか。裏の遊園地ゾーン行ってみようよ。」



「そうだね!行ってみよ!」



時間は24時を過ぎているが人通りはまだまだこれからといった様相だ。






本当は明日が日曜日なので、路上を休んで遊園地で遊んでから出発しようと話していたんだけど、明日は雨予報。

だったらもう今夜遊んでしまう?って気になってきた。



「まぁとりあえず遊園地のほう行ってみようよ!!」



「うん!!」




そうして遊園地ゾーンに行ってみると、そこはもう狂気のテーマパークと化していた。

















24時を過ぎているというのに全ての遊園地のアトラクションがとんでもない爆音でクラブミュージックをガンガンに鳴らしており、目がくらむような照明が通りを埋め尽くしていた。


昼間よりも爆音がすさまじい!!!






絶叫マシンが空高く舞い上がるたびに人々の叫び声が白夜の空にこだまし、地上に戻ってくると長蛇の列をなしている人々が我先にと乗り込んでいく。みんなもちろん酔っ払いだ。


ゲロが降り注ぐぞ!!!




若者たちはここぞとばかりにチャラい服装全開で、女の子は肌を露出させまくり、男たちもセクシーな服装で騒ぎまくり、いたるところでチューの嵐、嵐、嵐。


しかしさすがは欧米。

おばちゃんだって負けてはいない。




50歳を過ぎたおばちゃんたちも背中丸出しのブラ紐見せで旦那さんと手をつないで歩いており、イッケイケだ。


そんな遊園地ゾーンのあちこちでそれぞれに野外のライブステージやクラブスペースが出来上がっており、全ての場所で爆音のライブライブライブ!!!!





音が混ざり合ってもお構いなしで、どんだけ派手なことするか大会みたいになってる。


すげすぎる!!!!



















生バンドがノリノリのライブをしていてお客さんたちが踊り狂っているひとつの会場の前を通ると、わー!!楽しそうー!!と目を輝かせているカンちゃん。




「カンちゃん!!これもう遊んじゃおっか!!今夜遊んでしまおう!!土曜日だもん!!」



「うん!そうしよー!荷物置きに行こう!!」




そうと決まればすぐに車にギターとかの荷物を置きに行き、めっちゃ身軽な格好で町に突撃。


だいたいどこのライブブースも100クローナとか180クローナ、2200円とかの入場料がかかるんだけど、俺たちが最初から行きたかった場所は入場料なしのところ!!



エントランスのところでめっちゃ行列ができていたので、こりゃ1時間くらい待たないと無理かなぁと思っていたんだけど、行列は意外と早く進み、俺たちの前のグループまでやってきた。




ゴッツイ警備員のおじさんが前のグループのIDの確認をしている!!


ウギャア!!俺たちID持ってきてない!!




チクショウ!!俺たちとしたことがぬかった…………

そりゃそうか…………やっぱこういうイベントではIDの確認とかあるよなぁ…………








そして俺たちの番に。


門前払いだろうなと思ったら、警備員のおじさんは俺たちには何も言わずに横にずれてくれた。


え?いいの?





「すみません、俺たちID持ってきてないです。」



「あぁ?!なんだって!?」



「いえー、なんでもないですのー!オホホー!!」




無駄に警備員にIDのことを言おうとしている俺を後ろから押してきたカンちゃん。

余計なこと言っちゃダメ!!と素知らぬ顔だ。


カンちゃんのそういうとこ好き!!















「よっしゃー!!中入ったぞー!!飲むぞー!!」



「飲むぞー!!ビールいくらくらいだろ!?」



「この前バーでタップビール飲んだ時55クローナだったから、ここは瓶ビールだし50クローナくらいじゃない!?」



「言うねー!!もうちょっと安いんじゃない!?」



「いやー、多分そんなもんだよ。すみませんー!ビール2本くださいー!!」



「はいよー!!150クローナねー!!」



「1本910円ウケるー!!」




フェスティバル価格のゲロ高いビールをゲットしたら奥のステージの前で踊ってる集団に突撃!!


もうイケイケノリノリのバンドの演奏にテンションおかしなことになってる人たちにもみくちゃにされながら踊りまくった。





最近の曲から、ブライアンアダムスからヴァンヘイレンのジャンプとか、そんなノラずにはいられない曲のオンパレード。


さすがはフェスティバルの箱バン!!

盛り上げ役に徹してる!!!




「カンちゃん楽しいねー!!」



「ヤバいー!!フミ君とこんな感じで遊ぶの久しぶりだから嬉しいー!!」



「あ!この曲きたああああああ!!!」




ハイウェイトゥヘルのリフが流れた瞬間、会場絶叫。

サビでは全員飛び跳ねながら大合唱だ。


楽しすぎる!!!








































ビールを飲みまくり、最前列で踊りまくって耳がキーンなりながらヘトヘトで会場を抜け出したのが3時前だった。


だいたいどこのブースも3時で終わってるようで片付けが始まっているけど、俺たちがいたブースはまだまだブルースウェードシューズでスウィングしまくっている。

あそこだけ盛り上がりまくりだな。




ていうか絶叫マシンはまだ動いている。


夜中の3時に絶叫マシン乗るか!?

ウケるわ!!





道端でひっくり返ってる若者たちはみんなもうできあがっており、あちこちで嬌声が響き渡っている。

懐かしいこのお祭りの夜中の空気。

地面にはゴミが散乱して、割れたビール瓶のガラスがジャリジャリ音を立てる。









ほとんどの屋台が閉まっていたけど、まだファストフードの屋台ブースは開いていたので、ここでも行列に並んでケバブを買った。千円。


大きなチキンドゥルムにカンちゃんと交代交代でかぶりつく。




夜中の3時、飲んだ帰りの締めはラーメンじゃなくてケバブだ。

ソースたっぷりのサラダがすごく美味しく感じる。


口の端にソースがついて、カンちゃんが拭いてくれた。




「楽しいね!」



「うん!めっちゃ楽しい!!スウェーデン楽しすぎる!!あー!いい夜だなー!」




カンちゃんがこんなにテンションが上がってルンルンになってるの久しぶりに見たな。


カンちゃんはお酒を飲んで騒ぐのは嫌いじゃない。むしろ好きなほう。
どこにでもいる普通のイマドキの女の子だ。


いつもこういう遊びは出来ないけど、たまには思いっきり遊ぶ時間も作らないとな。




白夜はもう夜明け。



そんな明るい空の下を口の端を拭きあいながら歩いた。










~~~~~~~~~~~~~~~~~~


オランダのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


オランダのご予約が結構多いです!!


どうもありがとうございます!!



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