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[ソウル 7日 ロイター] - 韓国大統領府は7日、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備決定を強く批判した中国に対し、反論する声明を発表した。
声明は、中国国営メディアに最近掲載された論評について、韓国がTHAADの配備決定で朝鮮半島の緊張を高めたと責めるのは「見当違いだ」と指摘。
「われわれの純粋な防衛措置を問題にする前に、4回の核実験と今年だけで10発以上の弾道ミサイルを発射し、朝鮮半島と北東アジアの平和と安定を乱している北朝鮮に対し、中国はより強い姿勢で問題を提起すべきだ」と強調した。
3日付の人民日報は社説で「韓国の首脳が米国の策略を知らないはずがない。THAADの実際の標的を十分認識している」と指摘。「(韓国大統領は)域内の安定と近隣国の安全保障上の利益を損なうことに何のためらいもない」と批判した。
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