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杉並祭りで火炎瓶15人けが

08月08日 06時08分

杉並祭りで火炎瓶15人けが

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7日夜、東京・杉並区の商店街で、祭りの最中に近くの建物から火炎瓶のようなものが投げつけられ、1歳の女の子を含む男女15人がけがをしました。
この建物では、60代の男が自殺を図り、心肺停止の状態で見つかったということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。
7日午後7時半すぎ、東京・杉並区久我山の商店街で、「建物から火炎瓶のようなものを投げている人がいる」という110番通報がありました。
警視庁によりますと、商店街で祭りが行われていたところ、火炎瓶のようなものが投げつけられ、道路上で破裂して火が燃え広がって、1歳や6歳の女の子を含む男女15人が足にやけどをするなどのけがをしましたが、意識はあるということです。
これまでの調べで、火炎瓶のようなものは近くの3階建ての建物から投げつけられているのが、現場にいた複数の人が目撃しているということです。
ほぼ同じ時間帯に、この建物から火が出て、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、中で、60代の男が首をつって自殺を図り、心肺停止の状態で見つかったということです。
火が燃え広がった道路では、ボンベのようなものや油のようなものが入った瓶が見つかっているということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。
現場は京王井の頭線の富士見ヶ丘駅前の商店街で、祭りを見に来ていた家族連れなどでにぎわっていて、一時、騒然となりました。

【現場にいたNHK職員は】。
現場付近にいたNHKの職員によりますと、7日午後7時半ごろ、東京・杉並区久我山の京王井の頭線の富士見ヶ丘駅前の商店街で、南から北に向けてサンバ祭りの列が行進していたところ、列の最後尾付近で突然、火の手があがったということです。
当時、現場付近には家族連れなどが大勢いましたが、火の手は合わせて3回あがり、全員がいっせいに逃げ出したということです。
中には火が服や靴に燃え移ったとみられる子どもや大人もいて、現場は救急車や消防車が駆けつけ、大きく混乱した様子だったということです。
また、現場にいた人が商店街の近くのビルから何者かが何かを投げるのを目撃したということです。
【祭りの見学者などは】。
子どもを連れて祭りを見に来ていた女性は、「賑やかなサンバ隊が通っていた後方で、3メートルから4メートルほど白い煙が上がっているのが見え、急にサンバの音楽が止まった。離れていたので、何が起きているのか分からなかったが、救急車も来て、祭を中止するというアナウンスがあったので、何が起きたのだろうと思っていた」と話しています。
また、パレードに参加していた56歳の男性は、「今夜7時半ごろ祭りのパレードの行列が富士見ヶ丘駅の近くの踏み切りを通って商店街を北に進んでいた時に行列の中から煙りが上がっているのが見えた。慌てて現場付近に向かうと、商店街の路上で火や煙が上がり、近くに割れたガラスが散らばっていたほか、携帯用のカセットボンベのようなものも転がっていた。
けが人が複数いて救急車で運ばれていた」と話していました。

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