東海 NEWS WEB

ニュース詳細
不適切学校運営問題で市に答申

08月10日 19時55分

不適切学校運営問題で市に答申

3004725971_20160810192454.mp4

三重県伊賀市が国の構造改革特区として誘致した高校で、不適切な運営が行われている問題で、伊賀市の審議会は市に対して、法令違反の状態が続く場合は学校に閉鎖命令を出すことなどを検討するよう求める答申をしました。
伊賀市が国の構造改革特区制度を利用して誘致した株式会社が運営する「ウィッツ青山学園高校」をめぐっては、さまざまな不適切な学校運営の実態が明らかになりました。
これに対して、文部科学省などは伊賀市に対して法律に基づく措置要求を行い、9月までに改善が見られない場合は伊賀市の特区の認定が取り消されることになります。
この問題について、市の特区に関する審議会が、10日、答申書をまとめ岡本市長に手渡しました。
この中で教員数の確保が不十分なことや、まだ補習が終わっていない生徒への対応が遅れていることなどを指摘し、学校に厳しい指導をするよう市に求めています。
その上で、改善が図られず、法令違反の状態が続く場合は、学校に閉鎖命令を出すことや、国に特区認定の取り消しを申し出ることを検討するよう求めています。
岡本栄市長は「国から措置要求が出された重大性を受け止めて体制を改善してもらいたい。学校側の行動次第では存立に関わることになる」と話していました。
伊賀市は来週にも学校側に学校教育法にもとづく変更命令を出し、改善を求める方針です。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ