三菱自動車 軽乗用車の4車種で約8万台のリコール

三菱自動車 軽乗用車の4車種で約8万台のリコール
三菱自動車工業は軽乗用車の「eKワゴン」など4車種でドアが確実に閉まらず最悪の場合、走行中に開くおそれがあるとしておよそ8万台のリコールを国土交通省に届け出ました。
リコールの対象となったのは、三菱自動車の「eKワゴン」「eKスペース」、三菱が製造して日産が販売する「デイズ」と「デイズルークス」の4車種合わせて7万9500台です。
製造期間はいずれも去年10月からことし2月までです。
これらの車では右側のドアの留め具の製造が不適切だったため、気温が高くなると部品が膨張してロック機能が正常に働かなくなることがあり、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがあるということです。
これまでにドアが閉まらなくなる不具合が合わせて45件寄せられていて、このうち3件は走行中にドアが開いたということです。
三菱自動車は部品の準備ができしだい、無料で交換に応じることにしています。
今回、リコールの対象となった4車種は、ことし4月には三菱自動車が実際よりも燃費をよく見せるためデータを改ざんした不正が明らかになっています。