イラク IS支配の村の住民数百人が脱出に失敗
過激派組織IS=イスラミックステートが支配するイラク北部の村から数百人の住民が脱出を試みてISに阻まれ、このうち12人が殺害されました。
イラクの国営テレビが6日伝えたところによりますと、過激派組織ISが支配する北部キルクーク県の村から4日未明、数百人の住民が脱出を試みましたが、ISに見つかって一時拘束されました。
このうち女性や子ども、それに高齢者はその後、村に戻されましたが、若い男性12人が殺害されたということです。
これについて、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は、脱出しようとしてISに拘束された人の数は最大で3000人に上る可能性があるとしています。
首都バグダッドを拠点に活動する人権団体によりますと、ISは政府軍などに包囲されているこの村に住民をとどめて、いわゆる「人間の盾」にしていて、食料不足から餓死する人も出ているということです。
キルクーク県ではことしに入って、アメリカ軍率いる有志連合による空爆の支援を受けたイラク政府軍やクルド人部隊が攻勢を強め、大部分の地域からISを撃退しましたが、ISは依然として一部の地域の支配を続けていて、石油施設などを狙ったテロを繰り返しています。
このうち女性や子ども、それに高齢者はその後、村に戻されましたが、若い男性12人が殺害されたということです。
これについて、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は、脱出しようとしてISに拘束された人の数は最大で3000人に上る可能性があるとしています。
首都バグダッドを拠点に活動する人権団体によりますと、ISは政府軍などに包囲されているこの村に住民をとどめて、いわゆる「人間の盾」にしていて、食料不足から餓死する人も出ているということです。
キルクーク県ではことしに入って、アメリカ軍率いる有志連合による空爆の支援を受けたイラク政府軍やクルド人部隊が攻勢を強め、大部分の地域からISを撃退しましたが、ISは依然として一部の地域の支配を続けていて、石油施設などを狙ったテロを繰り返しています。