国連事務総長の投票 2回目もグテーレス氏がトップ
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国連の新しい事務総長を選ぶ2回目の投票が行われ、国連の外交筋によりますと、1回目の投票で最も多い支持を得たグテーレス前国連難民高等弁務官がトップを維持したということで、今後、グテーレス氏を軸に、各国間の駆け引きがさらに強まりそうです。
国連の安全保障理事会では、ことしいっぱいで任期が切れるパン・ギムン(潘基文)事務総長の後任選びが進められていて、先月21日に続いて、今月5日、2回目の投票が行われました。
投票は、立候補を表明している各国の政府や国連の高官など11人について非公開で行われ、国連の外交筋によりますと、1回目の投票で、安保理15か国のうち最も多い12か国から支持を得た、ポルトガルの元首相のグテーレス前国連難民高等弁務官が、再び最も多い11か国からの支持を得たということです。また、グテーレス氏に不支持を表明した国は前回はありませんでしたが、今回は少なくとも1か国が不支持を表明したということです。
国連事務総長の選出は、安保理で投票を繰り返して最終的に1人に絞り込む形がとられていて、3回目の投票に向けて、グテーレス氏を軸にした各国間の駆け引きがさらに強まりそうです。
一方、事務総長の選出をめぐっては、加盟国の間から投票のプロセスについての透明性を高めるべきだという声が上がっていますが、国連総会のリュッケトフト議長は「投票があった事実を知らされただけで、安保理の運営は透明性に欠ける」と不満を表しました。
投票は、立候補を表明している各国の政府や国連の高官など11人について非公開で行われ、国連の外交筋によりますと、1回目の投票で、安保理15か国のうち最も多い12か国から支持を得た、ポルトガルの元首相のグテーレス前国連難民高等弁務官が、再び最も多い11か国からの支持を得たということです。また、グテーレス氏に不支持を表明した国は前回はありませんでしたが、今回は少なくとも1か国が不支持を表明したということです。
国連事務総長の選出は、安保理で投票を繰り返して最終的に1人に絞り込む形がとられていて、3回目の投票に向けて、グテーレス氏を軸にした各国間の駆け引きがさらに強まりそうです。
一方、事務総長の選出をめぐっては、加盟国の間から投票のプロセスについての透明性を高めるべきだという声が上がっていますが、国連総会のリュッケトフト議長は「投票があった事実を知らされただけで、安保理の運営は透明性に欠ける」と不満を表しました。