記者会見する米国競泳代表のマイケル・フェルプス=リオデジャネイロ(共同)【拡大】
リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル自由形で金メダルを獲得したマック・ホートン(オーストラリア)が、ドーピング違反歴のある同種目2位の孫楊(中国)を「薬物使用のペテン師」と呼んだ騒動で、五輪通算19個の金メダルを獲得している競泳界のスーパースター、マイケル・フェルプス(米国)が9日までに、ホートンを支持する立場を明らかにした。英紙デーリー・テレグラフが報じた。
フェルプスは同紙に阿対し、「スポーツはクリーンであるべきだし、公平な舞台で行われるべきだ」と主張した。
その上で、「ドーピング検査で一度どころか二度も陽性を示した選手が、まだこの五輪で泳ぐ機会を得ていることは悲しいことだ」と述べ、「ドーピング検査で陽性だった選手と同じプールで戦いたくない」と話したホートンに同調した。
フェルプスはさらに、繰り返されるドーピング不正について「心を痛めている。誰か何とかしてくれることを願っている」と述べ、スポーツ界からのドーピングの一掃を願った。