オリンピックのプールはなぜ突然「緑色」になったのか?
オリンピック飛び込み競技が3日目を迎えた8月9日、飛び込みプールの水が緑色に変わっていた。オリンピック委員会は「原因は調査中」と語っている。ありうる理由を考えてみた。
TEXT BY ADAM ROGERS
TRANSLATION BY HIROKI SAKAMOTO, HIROKO GOHARA/GALILEO
WIRED (US)
PHOTO: AP / Aflo
リオデジャネイロ・オリンピックの飛び込みプールが、一夜にして緑色になってしまった。
飛び込み競技が3日目を迎えた8月9日(現地時間)、マリア・レンク水泳センターにある飛び込みプールが、前日までの水色から緑色に変わっていたのだ。数メートル隣の水球プールは水色のままだった。
Ermmm…what happened?! pic.twitter.com/pdta7EpP2k
— Tom Daley (@TomDaley1994) 2016年8月9日
男子シンクロ高飛び込みで銅メダルを獲得した英国のトム・デイリー選手のツイート。「フーム…何が起きたんだ?」
オリンピック委員会は以下のようなツイートを投稿。「水質検査を行いましたが、選手たちには何のリスクはありません。原因は調査中です」と述べている。
The water quality at the Maria Lenk Aquatics Centre was tested and there were no risks for the athletes. We are investigating the cause.
— Rio 2016 (@Rio2016_en) 2016年8月9日
『WIRED』US版は、なぜプールの水が突然緑色になったのか、その理由について考えてみた。もちろん、ただの藻かもしれないが、ほかの可能性もあるからだ。
- 新しくオリンピックのスポンサーになった謎の企業「Midori」のステルスマーケティング。
- プールというものは、「セントパトリックの祝日」にシカゴ川で行われるイヴェントが大好きなのだ(米国の緑色の物を身につける祝日。特に、シカゴ川をフルオレセインで緑色に染め上げる風景は有名)。
- おしっこを緑色に変える謎の化学物質。ロシアの選手たちが、世界アンチドーピング機関(WADA)の抜き打ち検査の前に慌ててサンプルを捨てたのかもしれない。
- ドナルド・トランプの仕業ではないかと多くの人たちが言っている。
- シンクロナイズド・ダイヴィングの選手たちのマイクロバイオームが、激しいジャンプのあとに少し悪さをしたのかもしれない。
- 緑色蛍光タンパク質(GFP:2008年のノーベル賞を下村脩氏が受賞)が関係しているのかもしれない。
- 水は実際には金色だが、最新式のカラーテレビでは緑色に表示されている(スタートレックのファンならわかるだろう)。
- 緑色をしたブラジル伝統のカクテルカイピニーリャ風味の完全栄養代替食「ソイレント(日本語版記事)」。
- ブラジルの国旗を象徴しているのかもしれない(隣の水球プールは青いので、たぶん競技用プールが黄色になっているのだ)。

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