旅客機炎上 航空会社は安全面に問題ないと強調

旅客機炎上 航空会社は安全面に問題ないと強調
世界有数のハブ空港、UAE=アラブ首長国連邦のドバイ国際空港で3日、着陸した旅客機が炎上した事故で、エミレーツ航空のトップは、パイロットの経験や整備など安全面に問題がなかったことを強調しました。
ドバイ国際空港で3日、インド南部を出発したエミレーツ航空のボーイング777型機が着陸したあと、機体から炎や煙が上がる事故がありました。
事故のあと、エミレーツ・グループのトップ、アフマド総裁が記者会見を開き、乗客、乗員の300人は全員脱出したものの、13人が軽いけがをして治療を受けたことや、消火活動に当たった消防士1人が死亡したことを明らかにしました。
事故の映像では、胴体部分が地面に着いた状態だったことから、着陸装置に異常があったのではないかという指摘について、アフマド総裁は原因は調査中だと述べ、回答を避けました。そのうえで、機長と副操縦士の総飛行時間はそれぞれ7000時間あり、機体の整備などもきちんと行われていたとして、安全面に問題がなかったことを強調しました。
エミレーツ航空は1985年の運航開始以降、機内サービスの充実や安全面をアピールして急速に旅客数を増やしてきましたが、今回の事故で一定の打撃を受けるのではないかという指摘も出ています。