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こども代表「私たちが語り伝える」

平和への誓いを読み上げる中奥垂穂さん(右)と青木優太さん=広島市中区の平和記念公園で2016年8月6日午前8時27分、久保玲撮影

 6日午前8時15分、かつて炎に焼き尽くされた街に、鐘の音が響いた。広島市中区の平和記念公園で営まれた平和記念式典。71年前のこの日、この時刻、米軍が落とした1発の原子爆弾が子どもからお年寄りまであらゆる人の命を奪い、数多くの人生を狂わせた。地獄の体験は今、核兵器廃絶や平和を願う思いとなり、広島から国内外の人の心に向けて発信されている。

     平和記念式典では、「こども代表」として広島市立竹屋小6年の中奥垂穂(たりほ)さん(11)と、広島市立亀山小6年の青木優太さん(12)が「平和への誓い」を読み上げた。

     被爆者から聞き取った体験を基に核兵器の恐ろしさを伝え、「命の尊さを 平和への願いを 私たちが語り伝えていきます」と結んだ。

     平和への誓いは、広島市が市内の小6を対象に募った作文(応募1万622人)で大賞に選ばれた2人が担った。青木さんは、原爆で友人を亡くした被爆者の証言を学校で聞いたことが作文を書く契機になったといい、この日を前に「被爆者の思いを込めたい」と語っていた。

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