先輩たち思い黙とう…広島新庄の選手ら
夏の甲子園に出場する広島新庄の選手らは、大阪府池田市にある宿舎の駐車場前で黙とうをささげ、原爆犠牲者の冥福を祈った。
同校は島根県境に近い広島県北広島町の山あいにある。爆心地からは遠いが、学徒動員された男子生徒5人が広島市内で被爆して亡くなった。
この日は開会式のリハーサルに向かう前の午前6時半ごろ、広島県がある西の方角を向いて選手ら20人が2列に整列。迫田守昭監督の「黙とう」の合図で約1分間、静かに目を閉じ、平和への思いをはせた。迫田監督は「広島に住んでいる者として、平和への思いを込めて黙とうした」と話した。【真下信幸】