東京都知事選に出馬した上杉隆氏(48)が6日、自身のサイトで、14年4月から出演していた東京MXテレビの生放送番組「週刊リテラシー」(土曜午後5時)について、同社の代理人弁護士から5日に契約終了通知書が届けられたと発表した。

 また自身のツイッターでは「出馬前にも番組側とよく話し合っていたのですが、昨日金曜日にMXから突然の配達証明が届いたそうです」「契約書には、当然ながら、公職への出馬は降板などと一言も記されていませんから。視聴者に説明もできず、困ってしまいますね」とつづった。

 上杉氏の公式サイトによると、「週刊リテラシー」は上杉氏がMCを務めるだけでなく、同氏が代表取締役を務める会社「NO BORDER」も番組制作協力を行っていたという。公式サイトには、東京MXテレビからの契約終了通知書が送られてきたことに対し、以下の声明文がアップされた。

 「『週刊リテラシー』は、『政治』という国民生活と密接にかかわる問題について、身近に感じていただくことと同時に、社会を読み解くリテラシー能力の向上に寄与してきたと自負しています。弊社はこれまで番組への出演のみならず、出演者の調整や番組制作への協力も行ってきました。本日夕刻には都知事選後初の週刊リテラシーの生放送があります。一方的な契約終了通知書のみが届き、これまでご視聴いただいた方々への説明がなされないままでの放送になることは、視聴者ならびにご支援いただいた方々へ大変申し訳なく感じております。弊社として突然のことで、困惑の中ではあることをお伝えし、現時点での報告に代えさせていただきます」

 「週刊リテラシー」は、上杉氏とロンドンブーツ1号2号の田村淳が世論調査や新聞各紙の1面について議論したり、ニュースの現場を取材するなどする情報番組で、タレントの鈴木奈々も出演していた。

 上杉氏は自身のツイッターアカウントでも、以下のように思いをつづった。

 「寝耳に水ですが、昨日金曜日にMXの弁護士から配達証明が届いたそうです。あまりに突然のことで混乱しています。きょうの出演は難しいのか? 上杉がアレンジしたケント・ギルバートさんと代理をお願いした古賀茂明さんに申し訳ない」

 「戻るつもりで、出馬前にも番組側とよく話し合っていたのですが、昨日金曜日にMXから突然の配達証明が届いたそうです。寝耳に水で混乱しています。淳さんと奈々ちゃん、そして多くの視聴者の方々に心から申し訳ないばかりです」