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平安貴族“夏の過ごし方紹介”
08月10日 09時39分
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平安時代の貴族たちが暑い夏をどう過ごしていたかを当時の資料などで紹介する企画展が夏休みにあわせて三重県明和町の博物館で開かれています。
企画展は夏暑くなる盆地に作られた平安京の貴族たちの暑い夏の過ごし方を知ってもらおうと、明和町の斎宮歴史博物館が開いたもので当時の文献や絵画など50点余りが展示されています。
このうち、貴族の年間行事を月ごとに紹介する掛け軸には4月に衣がえがあったと記されていて、当時の夏は旧暦の4月に始まっていたことがわかります。
また平安時代の貴族、藤原実資が書いた日記、『小右記』には「暑さに耐えられず氷水を飲んだ」と書かれていて、暑さをしのごうとする当時の様子をうかがうことができます。
このほか、夏に貴族が滝を見に行く様子が描かれた色紙や、貴族の夏のふだん着が書かれた巻物も展示されています。
斎宮歴史博物館の船越重伸主幹は「エアコンなどの便利なものが無い中で貴族たちが暑い夏をどう過ごしていたかを想像して欲しい」と話しています。
この企画展は8月28日まで開かれています。
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