愛知県はトルコでのテロの発生や軍によるクーデター未遂事件を受けて、渡航者の安全確保が困難としてトルコで開催中の国際園芸博覧会への出展を取りやめることを決めました。
トルコ南部のアンタルヤ県では、ことし４月から１０月まで世界最大級の花の祭典である国際園芸博覧会が開かれていて、愛知県は県内産の花を使ったフラワーアレンジメントを１０月に出展することにしていました。
しかし、トルコではことし６月に国際空港で自爆テロが起きたほか、７月には軍の一部によるクーデター未遂事件が起こるなど、政情が不安定な状況が続いていて、外務省が渡航を極力やめるように呼びかけています。
こうしたことから愛知県は博覧会に関わる県内関係者の安全確保が困難だとして、博覧会への出展を取りやめることを決めました。
愛知県園芸農産課では「全国一の花の生産を誇る愛知県を、世界にアピールする絶好の機会だったので出展の中止は非常に残念だ。今後も関係者とともにさまざまな場所で愛知県の花をＰＲしていきたい」としています。