ハバナ=平山亜理
2016年8月10日03時02分
米国と半世紀ぶりに国交回復して1年あまり。経済改革が進むキューバで、欧米など海外からの観光客が増えている。その恩恵を受ける人たちもいるが、取り残され、配給制度に頼る人々も多い。街の風景からは、格差の広がる現実も見える。
キューバ政府によると、2015年の海外からの観光客は、前年比約17%増の約350万人だった。16年はさらに、1月から3月までで前年同期に比べて約14%増加している。日本からは15年に前年比82%増の約1万4千人が訪れた。
首都ハバナでは、古いアメ車のタクシーで市内を巡るのが人気で、旧市街は観光客でにぎわう。ホテル不足のため、至る所に民泊のマークが掲げられている。住民にとっては貴重な現金収入だ。
レストランやホテルなど、時流…
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朝日新聞国際報道部
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