ワコール、京都駅に「美」学ぶ拠点 講座開設、専門図書館設置
ワコールホールディングスは9日、市民が美を学べる拠点として京都市南区で今秋開設予定の「ワコールスタディホール京都」の概要を発表した。半年で20講座を展開し、美に関する書籍を約3千冊集めた専門図書館も設けた。
施設は、JR京都駅近くに完成した新営業拠点「ワコール新京都ビル」の1、2階で10月6日に開設する。講座を行うスクールエリアは1、2階で計約380平方メートル。計6室設け、半年で美を幅広い角度から学ぶ20講座、50コマを行う。受講料は1講座3240円から。
1階にはライブラリー・コワーキングスペースとして、ブックディレクターの幅允孝(はばよしたか)氏が選書した専門図書館を整備した。約100平方メートルで38席あり、Wi-Fi(ワイファイ)環境も整えた。利用料は1日1620円。働く女性や起業家、観光客らの利用を想定している。
半年間で計約1200人の利用を見込む。同社は「ワコールは下着を通じて文化を創ってきた。新拠点でも顧客との関係を深め、新たな文化を創っていきたい」(広報・宣伝部)としている。
【 2016年08月09日 22時40分 】