今日ご紹介するのは、切り絵作家の尾関幹人(Ozeki Mikito)さんです。
切り絵というと、ハサミで作った「うさぎ」や「蝶々」の様な
素朴な作品を思い浮かべますが、
尾関さんの作品はこれまでの切り絵の概念を大きく覆します。
失敗できない真剣勝負
非常に緻密な作業によって生み出される作品は、どれも一枚の紙から切り出されたとは思えないほどの存在感を放っています。そして、さらにこれらは下絵を描かずに(!!)仕上げられているそう。そんな事ができるんですね!圧巻の一言です。
ナイフ一本で作品を切り出す作業はまさに「真剣勝負」小さなミスも許されません。動画では黙々と作業をされている姿も収められています。圧倒的スキル、そして集中力。見ているこちらも息が止まりそうです。
個人的に特に好きな作品が以下のシリーズ。
まるでメッシュを編んで重ねた様な不思議な質感です。
紙でできているのにノイジーですごくかっこいい!
脳が「切り絵」と認識できない
常人の予測の範疇を超える作品は、頭で判断しきれないような感覚に陥ります。一瞬「何だこれは?」となる。これが一枚の紙を切り出して作った切り絵と認識するまでにタイムラグが生じます。そこに尾関さんの作品の真髄があるように思えます。
是非実際生で見てみたいです!ディスプレイ越しには伝わりきらないと思います!
その他の作品はHPなどでご覧ください!
Mikito Ozeki (尾関幹人) (@mikitoozeki) | Twitter
※画像はすべてアーティストご本人様から許可を得て掲載しています。