昨日の内容の一部を再掲します。
- ラケットの長さや大きさを知らない
- ボールの動き方を知らない
- どれだけ力を使うかを知らない
- 自分がコートのどの辺に立っているかを知らない
- ボールを打った後、何をしたらいいかを知らない
今日は1.の「ラケットの長さや大きさを知らない」について。
子供の頃に野球などのような、長い道具を使ってボールを打つ、というスポーツをしたことがない人がテニスをすると、飛んできたボールを素手で捕球するような感覚で近づいてしまうんです。
バスケットボールやバレーボールと違い、テニスや野球やゴルフなどは、常にボールから離れる必要があり、なおかつその道具が一番よく反発する場所で打たなければ、良いパフォーマンスは得られません。
そのためには、道具の重さや長さを体に覚えさせ、自分が感じる長さと実際の長さとのズレを少なくすることが、とても重要なのです。
上手なプレーヤーは、しばしばサーブを打つ前などに、ラケットでボールをポンポンと地面についていたりします。ああいう何気ないボール遊びを何度も繰り返すことが、道具の重さ長さを筋肉にプログラムしているということなのでしょう。