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戦争の英雄などいなかった…韓国軍「偽りの歴史」 教科書に載るヒーロー、実は逃亡兵
ところが、こんな英雄譚は全て嘘だったとの証言が今年6月中旬に明らかにされた。
朝鮮日報(電子版)によると、証言したのは当時、シム氏と同じ第7連隊の隷下にあった第1大隊で中隊長だったイデ・ヨン予備役陸軍准将(91)だ。イデ氏は当時、シム小隊長が戦車の攻撃を受けて逃走したのを、自分の布陣する高地から見ていたという。「後退するのは仕方ないとしても、自分の部隊の大砲を置き去りにして逃げたことは問題だった」。シム氏の上司にあたる中隊長は責任を問い、小隊長だったシム氏は閑職の連絡員とされた。
情けが思わぬ方向へ
その後シム氏は作戦中に敵の攻撃で戦死したが、問題はこの後に始まった。
シム氏の親が軍部隊を尋ね、他の兄弟も戦死したと嘆き悲んだところ、連隊長は同情し「勲章をやろう」と約束したのだ。
副官はシム氏の敵前逃亡を知っていて反対したが、新任の連隊長は1939年の日本軍のノモンハンの戦いを例に出し、肉迫攻撃で戦車を破壊することは不可能ではないとしたうえで、「息子を失ったのだから勲章くらい渡してやれ」と怒鳴って反論を封じた。こうしてシム氏に1951年10月「太極武功勲章」が授与された。
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