紛争下の子どもをどう守る 国連安保理で討論会
世界各地の紛争下に生きる子どもたちをどう守るか考える公開討論会が、国連の安全保障理事会で開かれ、少年兵にさせられた子どもたちが、政府軍と武装組織との対立に巻き込まれて犠牲になっていることに、強い危機感が示されました。
2日に国連の安保理で開かれた公開討論会には、およそ70か国の政府代表や人権団体の関係者らが出席しました。
この中で、パン・ギムン(潘基文)事務総長は「少年兵にさせられた子どもたちが、政府軍と武装組織との対立に巻き込まれて、拘束されたり処刑されたりしていることに深刻な懸念を表明する。また空爆による人権侵害にも驚かされる」と述べ、すべての国連加盟国が結束して子どもの人権擁護に取り組もうと呼びかけました。
さらに、紛争と子どもの問題を扱う国連のゼルーギ特別代表も「元少年兵が社会に順応するには、国連加盟国による財政的、技術的サポートが欠かせない」と述べ、支援を訴えました。
日本の別所国連大使は「わが国は、ユニセフ=国連児童基金への資金提供を通じて、紛争当事者に拘束された子どもたちを取り戻し、立ち直りを支えている」と述べ、日本政府として紛争下の子どもの支援に取り組んでいると強調しました。
国連は来月19日に国連本部で開く、難民と移民対策を話し合う国際会議でも、この問題を取り上げることにしています。
この中で、パン・ギムン(潘基文)事務総長は「少年兵にさせられた子どもたちが、政府軍と武装組織との対立に巻き込まれて、拘束されたり処刑されたりしていることに深刻な懸念を表明する。また空爆による人権侵害にも驚かされる」と述べ、すべての国連加盟国が結束して子どもの人権擁護に取り組もうと呼びかけました。
さらに、紛争と子どもの問題を扱う国連のゼルーギ特別代表も「元少年兵が社会に順応するには、国連加盟国による財政的、技術的サポートが欠かせない」と述べ、支援を訴えました。
日本の別所国連大使は「わが国は、ユニセフ=国連児童基金への資金提供を通じて、紛争当事者に拘束された子どもたちを取り戻し、立ち直りを支えている」と述べ、日本政府として紛争下の子どもの支援に取り組んでいると強調しました。
国連は来月19日に国連本部で開く、難民と移民対策を話し合う国際会議でも、この問題を取り上げることにしています。