08月09日 19時48分
岐阜県内の農業・商業・工業の実業高校が連携して、野生のシカやイノシシなどの肉、ジビエを活用した商品開発を行うことになり、岐阜市で初めての会議を開きました。
この取り組みは深刻化する農作物などの鳥獣被害の対策として、岐阜県がことし初めて企画しました。
参加したのは岐阜農林高校と県立岐阜商業高校、それに、岐南工業高校です。
9日は生徒たちによる初めての会議が開かれ、取り組みの趣旨について県の職員から説明を受けたあと、自己紹介をしたり、学校の取り組みを発表したりしました。
これまでは独自にワナを作ったり、ジビエを使った料理を開発したりしていましたが、今後は3校で連携して、来年度を目標に生産から販売まで行う商品を開発する予定です。
岐阜農林高校2年の細川淳子さんは「それぞれの学んだ分野を生かしてより良いものができるようにしたい」と意気込みを語りました。
岐阜県によりますと、高校生による農商工連携は全国的にも珍しいということで、県農村振興課の亀山裕一課長は「高校生は若くて柔軟な考えを持っていると思うので、ジビエの振興につなげていきたい」と話していました。
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