蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【大リーグ】ダルビッシュ8K MAX158キロで7イニング零封2016年8月9日 紙面から
◇レンジャーズ5−3アストロズ米大リーグは7日、各地で行われ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(29)はアストロズ戦に先発し、7回を5安打無失点と好投した。勝敗は付かず2勝3敗のまま。チームは延長11回、5−3で勝った。ヤンキースの田中将大投手(27)もインディアンス戦に先発して6回0/3を投げ、6安打1失点で今季最多の8三振を奪い、8勝目(4敗)を挙げた。試合は3−2だった。 完全復活どころか、以前よりさらにすごみを増した。ダルビッシュは強打アストロズを相手に、今季最長の7イニングを5安打無失点、8奪三振。「8奪三振以上で無四球、無失点」は、2013年8月1日のダイヤモンドバックス戦以来、メジャー3年ぶり3度目だった。 通常の決め球はスライダーだが、時事電などによれば、ダルビッシュも「それ以上に、シンカーもフォーシーム(直球)も良かったので(スライダーを)使うところがなかった。真っすぐとシンカーで十分だったかな、というぐらい良かった」と、最速98マイル(158キロ)を計時した直球の手応えを語った。 15年3月に右肘靱帯(じんたい)の修復手術を受け、今年5月に復帰。それ以前の13年は、防御率2・83でサイ・ヤング賞投票2位に食い込んだが、球団公式サイトによれば、背番号11は「2013年よりいい投球をしていると思う」と豪語。バニスター監督は「今季最高の投球。自信と感覚という点で、大いなる前進だ」とうなずき、ルクロイ捕手も「自分の球質を把握し、どんな球を投げたいか分かっている。美しいよ」と感嘆した。 地元メディアも、快投に熱狂した。7日のダラス・モーニングニューズ紙(電子版)は「ア・リーグ西地区の優勝争いは、きょうで完全に一変した。レンジャーズは、チームが夢見たダルビッシュを手に入れた。まずパワーピッチャーで、しかも不公平なほどの変化球を持っている」と報道。さらに「ポストシーズンで最後の戦いまで導いてくれる投手だ」と、チームの悲願であるワールドシリーズ初優勝をエースに託した。 PR情報 |