尖閣沖 接続水域で中国当局の船13隻を確認

尖閣沖 接続水域で中国当局の船13隻を確認
沖縄県の尖閣諸島の沖合で、8日午前、中国当局の船13隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域で確認されました。13隻が確認されたのは、7日に続いて2日連続で、海上保安庁が警戒と監視を強めています。
第11管区海上保安本部によりますと、沖縄の尖閣諸島の沖合で8日午前9時現在、中国当局の船13隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行したり、とどまったりしているのが確認されました。
13隻のうち12隻は魚釣島と久場島の沖合の接続水域で航行を続けていて、残りの1隻は魚釣島の沖合の接続水域内にとどまっているということです。
中国当局の船13隻が尖閣諸島沖の日本の接続水域で確認されるのは7日に続いて2日連続で、第11管区海上保安本部によりますと、8日未明から朝にかけては一時、これまで最も多い14隻が同時に接続水域を航行しているのが確認されたということです。
この海域は日本と中国の漁業協定に基づき、両国の漁船が操業することが認められていますが、今月5日には中国海警局の船が漁船と同時に日本の領海に侵入したのが初めて確認されています。
その後も中国当局の船の一部が領海への侵入を繰り返していて、海上保安庁は巡視船を通常より増やして警戒と監視を強めています。