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 長崎への原爆投下で黒こげになりながらも、のちに芽吹いた「被爆クスノキ」。それをテーマに歌手の福山雅治さんが歌をつくりました。街が焦土と化したあの日から、きょうで71年。今も大きくそびえるクスノキのこと、知っていますか。

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 どっしりとはった根、青々と茂る葉。長崎市坂本2丁目の山王神社に2本の大きなクスノキがある。

 1945年8月9日、長崎に原爆が落とされた。クスノキは爆心地から約800メートルのところにあり、樹齢は約500~600年。神社などによると、原爆で幹の一部を失い、黒くこげ、枯れ木のようになった。

 それでも、しばらくして新芽を吹いた。その姿は、焼け野原から復興に向かう被爆者らを勇気づけた。現在、枝や葉が茂っている部分は、東西40メートル、南北25メートルほど。平和や再生の象徴として親しまれている。

 福山さんは2014年4月、被爆クスノキを題材に「クスノキ」を発表した。アルバム「HUMAN」の1曲目だ。ピアノの伴奏によるゆったりした曲調。生命の崇高さ、たくましさを感じさせる樹木の姿を、力強く歌い上げた。「爆風」や「(放射性物質を含んだ)黒い雨」といった言葉も歌詞に登場する。

 福山さんは、長崎市で生まれ、…

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