[PR]

(8日、柔道女子57キロ級)

 日本選手団でただ一人、2連覇を目指してリオデジャネイロに乗り込んだ女子57キロ級の松本薫(ベネシード)の夢が、一瞬でついえた。

 準々決勝の開始24秒だった。世界ランキング1位のドルジスレン(モンゴル)に、しっかり両手で組む前に懐に飛び込まれた。鮮やかな袖釣り込み腰に松本の体が一回転する。審判が一本をコールした。

 昨年の世界選手権で優勢勝ちしている相手だが、十分警戒はしていた。元々、受けがそう強くない松本だけに、組み際には細心の注意を払っている、それでも防げないほどの技の切れ味。この勝負はドルジスレンを褒めるしかないだろう。

 だからこそ、3位決定戦に回っ…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

お得なシンプルコース980円が登場しました。詳しい内容はこちら

こんなニュースも