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小型プッシュダガーについての補足 [ナイフ]

少し前にやった、コールドスチール・ベストパルの記事で、
http://starwolf.blog.so-net.ne.jp/2016-06-23
御来訪者様の一人、fine edgeさん(一応ペンネームで呼ばせて頂きます)から
面白い、そして興味深いコメントを頂戴したので、全文転載させて頂く。
(改行だけ手を加えさせて頂いた。)

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こんなご時勢で言うのも何ですが・・・という内容の文章を書きますので、
この書き込みがもし問題ありならsterwolfさんの方で削除をお願いします。

実はこの手のダガーは、第一関節で自分に向けて握り込み、相手に抱きついて
背後の腎臓や心臓(背中に近い位置にあるんです)をザクザク刺すのが
一番効果が高いんですよね、力が逃げにくくなるので。
その攻撃はステルスみたいなもので、まさに不意討ちとなるため相手は甚大な被害を被る訳です。
非力な女性がダガーを構えて威嚇しても、得物を叩き落とされるのが関の山。
相手に抱きつかれて初めてチャンスが訪れます。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、という事ですね。

まあ…実はとある国で相手の拳銃を叩き落とした直後にこれを喰らい、
まさに貴重な体験談でもありますが何故か生きてます(笑)
防刃ベストが役に立つとは思いませんでしたが。

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ああ、なるほど。

大型にしろ小型にしろ、プッシュダガーの握りは・・・
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この一手だと思っていたんだが・・・
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fine edgeさんの言っておられる握りはこうだな。
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これは自宅内でのセルフディフェンスに使えるだろう。

ところで、ベストパルに付属しているのはシースとボールチェーンなので、
順当に装備するならこうだろう。
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この「ネックナイフ」っていう装備方法、武器としてはどうなんだろうな?

かりに俺が悪党だとしたら、相手がネックナイフ装備していて、まだ抜いてなかったら
素早く奪って心臓刺すことを考えるけどな。
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やはり武器は隠し持つのが一番だろう。隠せないような大型の武器ならしかたがないが、
隠すのが簡単な小型の武器なら隠し持たなければ損だ。

まずは、スボンやスカートの一番後ろのベルトループなんかどうだ?
敵(ここで言う敵とは、自宅に侵入してきた暴漢)が後からの場合は見破られてしまうので、
シャツなどで隠す必要があるだろうが、首から下げるよりマシだろう。
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小型プッシュダガーでやってみるとわかるが、fine edgeさんが言っておられる
このグリップにするのが簡単だ。
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もうひとつは利き手側のポケットと、それに一番近いベルトループを使う方法。
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ぱっと見、武器に見えない。
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ベルトループに引っ掛けておくというのがミソで、引っこ抜いたときには臨戦態勢。
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もちろん街中でこんなのを装備するわけにはいかないが、「所持禁止のもの
(ハンドガン、刃渡り5.5cm以上の剣等)」でない限りは、自宅内装備は違法ではない。
特に一人暮らしの女性には是非ともこういう武器(何が一番自分に向いているか
見定める必要はあるが)を装備しておいて欲しいものだ。
コメント(8) 
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コメント 8

rafe.brainpart

ネックナイフの本懐はやはりコンシールドキャリーにあるのではないでしょうか。

夏場はともかく、ジャケット等の下に隠し持つことで武装していなさそうな人間だと思って暴漢が襲ってみたら手痛いカウンターをもらう、という種類の武器だと思います。
もちろんある程度クイックさは下がるでしょうが、せいぜい一秒程度のラグだと思いますので、即時性よりある意味重要な秘匿性を考えれば服の下に隠しておくのが妥当かと。服の上にネックナイフを装備するとぷらぷらして邪魔でしょうし。

ベルトループへの装備方法や首から下げる装備方法でそれぞれ抜くのにどのくらい時間がかかるか実験してみても面白そうですね。
by rafe.brainpart (2016-07-05 03:59) 

片桐英司

まず最初に、starwolf様のスペルを間違っておりました事をお詫び致します・・大変に失礼致しました。

ネックナイフが本当に必要とされるのは、実は女性ではないかと常々感じています。 女性向けの洋服には、実用的なポケットが無い事が多い為です。
握り方に関してですが、『押す』と言うか『拳を前方に突き出す』という動作は平均的日本人ならば普段の生活では、あまり必要とされません。
実際に殴り合いを経験なさった方はご存知の事と思いますが、拳を相手に叩き込もうとするとかなり接近しなければ芯に届かないんですよね。
従って小柄な人や女性の場合、正面からまともに接近して利き腕を掴まれる危険性の高いパンチングよりも、斜め横からタックルするように相手にしがみ付いてからグッサリやったほうが確実です。
それからシースナイフ全般に言える事なのですが、垂直方向に抜くより水平方向に抜くほうが動作を迅速に行えます。ご参考まで。


by 片桐英司 (2016-07-05 20:10) 

starwolf

どうも、rafe.brainpart さん、まいどです。
アメリカは州によって法律が違いますが、ナイフの携帯に関しては、
「コンシールドキャリーは違法」というところが多いというのを他の方が伺ったことがあります。
逆に言えば、それだけ武器としての有用性が高いからなんでしょう。

> 極短い時間なので、それこそ高速度カメラでも使わないと厳密測定するのは無理でしょう。
ただですね、首からぶら下げた場合、「思いのほかクイックじゃないな」というのを感じています。
どういうことかと言うと、首の肉がバネになって、「ぱっ」と抜ける感じじゃないんですよ。
直径15cmの円筒形の鉄棒、ゴム棒にそれぞれネックナイフをぶら下げて抜くシーンを
想像してみてください。こっちは「ぱっ」と抜けて欲しいんです。つまり鉄棒にぶら下げた
状態です。しかし、悲しいかな首って本当に弾力性たっぷりなんですねえ。
ベルトループの場合でも、鉄棒にくくりつけた場合よりはクイックではありませんが、
デニムにそれほど弾力は無いので、もどかしさは感じません。

素早く抜く、ということはこっちは一刻も早く臨戦態勢になることを期待してるわけです。
この時、早ければ早いほど爽快感があるわけで、その爽快感が一番大きいのは
実はネックナイフでも、CRKT ドラゴン(かなり早いです)でもなく、
エマーソンのナイフとCRKT M21&M16 スペシャルフォースです。
(もちろん、素早く抜いて動物や植物に切りつけるなんてことはしません。
単なるデモンストレーションです。)

by starwolf (2016-07-05 23:59) 

starwolf

どうも、片桐さん、まいどです。
まず最初に、starwolf様のスペルを間違っておりました事をお詫び致します・・
え?
ああ、言われてみますと確かに、aがeになってますね。(笑)
コピペしただけなので気付きませんでした。
しかし、ハンドルネームなんていうのは単なる記号ですので、ほとんど気にしません。
そういえば、先日 starwolf を starfox と書かれた方がおられましたが、
starfox っていうのはスーパーファミコンのゲームキャラクターで、ぼくの好きな
キャラクターでもありますので悪い気はしませんでした。
ちなみに、starwolf っていうのはエドモンド・ハミルトンのSF小説の題名です。
あと、ヤフブロで使ってた silverblade は、銀ピカの刃(特にミラーフィニッシュ)が好きだから。

> 女性向けの洋服には、実用的なポケットが無い事が多い為です。
ああ、言われてみますとそうかもしれませんね。
ぼくの身近に居る女というと妹だけで、しかも常にジーンズなので考えたこともありませんでした。

しかし、(rafe.brainpart さん宛コメントと重複しますが)首っていうのは思いのほか弾力があって、
こっちが期待したほど「ガッ!」「スパーン!」とは抜けてくれない感じがします。
(ぼくが力無しなのでなおさらだと思いますが、それは女性にも通じるはず。)
特にエマーソンのナイフやM16&M21スペシャルフォースの爽快感知ってる身としては
かなりのもどかしさがあります。

> 垂直方向に抜くより水平方向に抜くほうが
これは感じています。特に縦にも横にも装備でき、また、留めストラップのついてない
CRKT ドラゴン、右腰に縦に装備するよりも左腰に横に装備したほうが数倍クイックです。
by starwolf (2016-07-06 00:00) 

チーチ

せっかくコンシールドキャリーの話題なので。
先ず、ネックナイフは暗器と言うよりは、外人さんがEDCとして気軽に見せて携行しているのが主流ですよ。
又は雪山登山家では、肌身離さないように、フォルダーを首から下げる人も多いです。
個人の好みですが、日本でもスマホを首から下げてる人もいますね。

本題ですが、沢山のナイフをお持ちの主様、そろそろクィックドロー&アタックのご検証は如何でしょうか?

私服や制服の警官が、普段の携行の状態(手をかけてない)からヨーイスタートで拳銃を抜き、的にヒットさせる訓練があります。

これのナイフ番で、ポケットやポーチにキャリーしている状態からターゲットにヒットさせるまでのタイムアタックです。
※ターゲットはダンボール等、かする程度ではなく、それなりの一撃が入るまで。

手に持った状態からオープンしやすい物でも、一連のドローからだと手間取ったり色々発見があると思いますよ。

私服でのコンシールド、兵隊さん想定でのシースナイフ等、かなりのバリエーションが楽しめます。
それに、現実には他の装備もあるのでナイフの抜きやすさを最優先に装着もままなりませんし。

過去の記事の中でいく度となく「街中でとっさに抜く」想定を書かれているので、これは必須でしょう。
by チーチ (2016-07-07 19:37) 

KEI

お、私の知ってる分野の話題ですな、という事で便乗します。


・(BB弾)トイガンでのシューティング
大雑把にいうとマック堺さんのやってる競技です。
幾つかのカテゴリーがあり、その一つにコンシールドキャリーがあります。
まず、銃が隠せている事。
銃はダットサイトなど無しの比較的ノーマル状態。
スタンバイはハンズアップ(両手上げ)だったりナチュラルスタンス(自然体)だったりします。

その上で3~5m先の12cmの的に当てて行きます。
速い人は2秒きります。初弾は1秒以下。

私は…たっぶり4秒以上。

・居合い
日本刀嫌いでしょうけども、参考になるので。
左腰に提げた鞘に入った状態の刀を「抜きながら斬る」技術です。
初撃では小手を斬り、2撃目、3撃目で止めをさす流れが多いです(例外:薬丸自顕流)。
左手の鞘の操作、右手と刀身の軌道、肩や腰の使い方、足の運びなど単純ながら奥の深い業です。

・日本の暗器(昔)
脇差、小刀程度でも使い方によっては暗器になります。
寸鉄、角指、万力鎖、棒手裏剣…普通に生活してたらなかなか使い手に出会えない物ばかりです。

・現代のセルフディフェンス(合法範囲内)
私が一番携帯しているのはジェントス閃ですね。
米国のとある統計だったかで、銃を使う犯罪の大半は夜ないし暗いとこ、距離は10m以内で発生だそうで。
日本国内で田舎町に暮らしてるぶんには、(明らかにおかしい動きをした相手に対し)懐中電灯で照らすだけで大体戦意喪失します。
むやみやたらに相手顔面に照らしては行けません。車相手にやると最悪運転妨害で立件されます。
(とはいっても、車のハイビームは余裕で100ルーメン超えで結構迷惑なんですが)
それでも吹っかけてくる相手に対応するために幾つかの方法がある訳ですね。
by KEI (2016-07-07 21:17) 

starwolf

どうも、チーチさん、まいどです。
ああなるほど、武器ではなくEDC目的ですか。それなら納得です。
アメリカではナイフは持ってて当たり前の道具のようで、それこそおっしゃる通り
日本人が首からスマホぶらさげるのと同じ感覚なのかもしれませんねえ。

> クィックドロー&アタック
正直言って「記事にし辛いなあ」というのが実感です。
これを記事にするとなると当然動画。
本当に上手い人がやってるのは絵になるでしょうし、見てても面白いでしょうが、
ぼくがやってるのを見て、はたしていかほど面白いかというのがひとつ。
もうひとつはコンマ何秒という時間を測る手段をもってません。
そういうふうなことを自分の部屋で、ダンボールとか吊るした薄い紙なんかを的に
やっているのは事実なんですが、それを記事にするかどうかは
「間違い無く、これはウケる」という自信がついてからですねえ。
自信が無ければ最後まで記事にはしないと思います。
by starwolf (2016-07-08 01:21) 

starwolf

どうも、KEI さん、まいどです。
マック堺さんの動画、全てを見たわけではありませんが、購入の参考になる動画が多いです。
ナーフを買うようになったのもマック堺さんのおかげです。
あと、シューティングマッチ、さすがに銃を扱い慣れてますねえ。あんな早撃ちできませんわ。

> 日本刀
ちゃんと子供に「殺人のために作られた刃物である」ということを教え、
伝統工芸品とか称して教育委員会が管轄するのをやめて警察の管轄とし、
美術館に展示するのをやめて、博物館に「殺人の道具」として拷問具などと一緒に展示し、
「試し斬りと称して罪も無い町民や村民を切り殺すのにも使われた」ということを明示すれば
もしかしたら好きになるかもしれません。(笑)
by starwolf (2016-07-08 01:22) 

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