「イトーヨーカドー六地蔵店」閉店へ 京都・宇治
京都府宇治市六地蔵の総合スーパー「イトーヨーカドー六地蔵店」が、来年2月末までに閉店することが8日分かった。同店を運営するイトーヨーカ堂が傘下の「セブン&アイ・ホールディングス」(東京)によると、多様化した消費者ニーズに対応できず売り上げが低迷していた上、建物の老朽化も理由という。
■ニーズ対応できず売り上げ低迷
同店はJR六地蔵駅北側にあり、1998年2月に開店。建物は地上6階、地下1階建て延べ約1万3400平方メートル。地下1階は食料品中心、1、2階は衣料品や日用品を販売し、3階以上は駐車場になっている。直営スーパー(従業員約230人)のほか、ファストフード店や書店、アミューズメント施設など17のテナントが入る。売り上げは開示していない。
セブン&アイ・ホールディングスは昨年9月、経営基盤の強化として全店舗の約2割に当たる40店程度を、2020年2月までに閉鎖する方針を明らかにしていた。同店の土地や建物はイトーヨーカ堂の所有だが、今後の利用について「詳細は未定」(セブン&アイ・ホールディングス広報センター)としている。
【 2016年08月08日 22時10分 】