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聖火運んだ翌日に死亡 リオの世界的な美容外科医

朝日新聞デジタル 8月7日(日)12時15分配信

 リオ五輪開幕直前に車いすで聖火を運んだ、ブラジル人のイボ・ピタンギさんが6日、リオデジャネイロの自宅で亡くなった。90歳だった。地元テレビのグローボが伝えた。ピタンギさんは世界的な美容外科医として知られるという。

【写真】亡くなる前日の5日、車いすで聖火を運んだイボ・ピタンギ氏=リオ2016 アンドレ・ルイス・メロ提供

 ピタンギさんは、1926年、ミナスジェライス州で生まれた。リオデジャネイロ市内にクリニックをかまえ、ソフィア・ローレンさんら様々な著名人たちの整形手術をするなど、世界的な美容外科医として知られる一方、作家としても活躍した。美容外科手術を専門とした大学院コースを設立し、40カ国以上約500人の卒業生がいる。亡くなる前日の5日には、リオ市内を車いすで五輪の聖火を運んだ。その翌日に自宅で心停止で亡くなったという。

 ブラジルのテメル大統領代行は6日、「ピタンギ氏は、人々がよりよく生きられるために、人生を捧げた」と声明を出した。(リオデジャネイロ=平山亜理)

朝日新聞社

最終更新:8月7日(日)14時0分

朝日新聞デジタル

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