こんにちはオツです。
先日街を歩いていると、信号待ちをしている車から突然クラクションを鳴らされました!
「お〜いオツ 久しぶり〜」
クラクションを鳴らしてきたのは、僕が中学生の時に所属していたサッカーチームでチームメートだった男でした。
彼とは中学生時代に仲間として汗を流してきましたが、僕たちはそれぞれ別々の高校に進み、お互い全国大会出場を目指して頑張っていました。
結果的にお互い全国大会出場の夢は叶いませんでしたが、その後彼は大学に進学して教員免許をとり現在は中学校の先生(サッカー部顧問)をしています。
その日彼はトラックを運転していたので「なんでトラックに乗ってるの?」と聞くと「学校行事で荷物を運んできた!」と答えてくれました。
信号待ちの間だけのあいさつ程度の会話しかできませんでしたが、部活で真っ黒に日焼けした彼の顔を見た僕は..
「学生時代は暑い中で、よくサッカーをやれていたなぁ」
と思ってしまいました^^;
長年リラクゼーションの仕事をしている僕は、基本的に1日中室内で過ごしているので「屋外で働く人の大変さ」や「自分が学生時代に毎日外で部活をしていた事」など忘れてしまいがちですが、近年の暑さは本当にすごくて身体に多大なダメージを与えてしまいます。
暑い時期に長時間外にいると、気分が悪くなった経験はあなたにもあるかもしれませんが「なんか気分が悪い気がするけど大丈夫」と頑張り続けていると大変なことになる可能性もあります。
「熱中症に注意!」と梅雨明けから夏場にかけてよく聞きますが、何をどう注意すればいいのか?
命に関わることもある「熱中症の怖さ」って一体なんなんでしょうか!?
そんな訳で本日は、あなたも気をつけていただきたい「熱中症の正体」と「熱中症の予防や対策」についてのお話をしていきます!
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【熱中症とは】
気温が高い場所に長時間いると、汗をかいて体内の水分や塩分が不足してしまいます。
湿気の多い場所にいると、汗が蒸発されず体内に熱がこもったままの状態になり熱が放出されなくなってしまいます。
その結果脱水症状だけでなく、重症になると体温調節機能が働かなくなり汗もかけなくなってしまい、さらに体温が急上昇を続けると細胞が破壊・変性されてしまって多機能不全となり、命にかかわる状態になってしまいます。
【熱中症のサイン】
◆喉(口)が強く渇く
◆短時間に生あくびがたくさん出る
◆頭痛・立ちくらみ・めまいがする
◆ダルさや吐き気・嘔吐がある
◆手足のけいれんや歩行困難状態
◆汗の出過ぎ、もしくは出なくなる
◆意識がぼんやりしたり、なくなる
※※高齢者や乳幼児、ペットには特に注意が必要です※※
高齢者は汗腺が少なく汗が出にくいのに加え、体温調節機能の低下から体温が上昇しやすく注意が必要です。
現役世代よりも喉の渇きや暑さを感じにくい事と、エアコンの使用やペットボトルを携帯してマメに水分補給をする習慣のないお年寄りが多いので、なるべく身近な人のサポートがあるといいでしょう。
また、乳幼児や動物(人間と一緒にして申し訳ないです)は自分で的確に暑さを訴える事ができませんから、家族が意識しないと「何かあってから」気付くことになってしまいます。
ベビーカーの使用や散歩をする機会もあると思いますが、真夏のアスファルトの照り返しは60度近くなると言われています。
僕たち成人が歩くのと地面に近い高さにいる子供や動物には、細心の注意が必要になります。
【熱中症の予防】
◆なるべく暑さを避ける
当たり前かもしれませんが、炎天下を無防備に外出するのは危険です。
仕事や用事で仕方がない場合もあるかと思いますが、できるだけ歩く場所や時間帯など工夫しましょう。
◆マメに水分補給をする
汗をかいてからはもちろんですが、汗をかく前に水分補給する事とスポーツドリンクやアメなど、好みのアイテムを常に携帯するクセをつけるといいでしょう。
◆過信して無理をしない
僕の学生時代は「水を飲むな」とか「倒れる時は前に倒れろ」と言われたものですが、時代も気候も違ってきています。
頑張ることはもちろん大事ですが、時にはブレーキをかける勇気も必要だと思います。
◆服装をできるだけ工夫する
最近は本当にいろいろな素材のいい服や下着が出ていますから、時と場合によっては見た目よりも色・吸収性や締めつけのないものを優先させてみてください。
◆急に暑くなる日に注意する
連日暑い日が続きますが、年に数回は急激により気温の高い日が必ずあります。
なるべく日々天気予報をチェックして予定を調整したり、体調を整えておくといいでしょう。
◆暑さに負けない身体作りをする
日頃から身体を動かし汗をかき水分補給をする流れを習慣化して、なるべく規則正しい生活を送ることで熱中症予防になると思います。
◆個人の条件に合わせて対応する
複数の人が集まる場合には「誰に何を合わせるのか」が難しいのですが、人それぞれ年齢や体調・体質は全く異なります。
自分自身を理解して自分の身は自分で守るように心がけるのと同時に、周りへの配慮を忘れないことで近くで熱中症の人が出るのを防げるかもしれません。
【熱中症の種類・原因・症状】
熱中症を引き起こす条件は「環境」「身体」「行動」によるものと言われています。
熱中症は4つの種類に分類され、それぞれ原因や症状に違いがありますので順に説明していきます。
《1度 現場で応急処置が可能》
◆熱失神
身体の熱を体外に出そうとして皮膚の血管が広がり、その分脳への血流が悪くなった状態で冷や汗やめまい・立ちくらみや一過性の意識障害などの症状が出ることがあります。
◆熱けいれん
発汗前後に塩分補給をせず水分補給のみ行うと、血液の塩分濃度が低下してしまい、その結果手足のけいれんや筋肉痛・手足がつったり大量の発汗などの症状が出てきます。
《2度 病院への搬送が必要》
◆熱疲労
大量の発汗前後に水分補給がきちんとできていない場合には、全身の倦怠感・虚脱感や頭痛・吐き気や嘔吐が伴います。
《3度 入院、集中治療が必要》
◆熱射病
体温調節機能が働かず、脱水症状の悪化がみられます。
体温は40度以上に上昇し、発汗の停止や意識障害・全身の臓器の障害が出てしまい死に至る可能性のある危険な状態です。
【熱中症対策】
万が一、自分や周りの人が熱中症になってしまった場合にはどうしたらいいでしょうか?
◆とにかく気温の低い場所に行き、衣類を極力ゆるめてリラックスさせる
◆顔が赤くなっていたら頭を高く、顔が青白くなっていたら足を高くして休ませる
◆首(頚リンパ腺)・脇の下(腋下リンパ腺)・脚の付け根(鼠径リンパ腺)を冷やす
◆意識があって嘔吐していなければ水分補給をさせる
◆皮膚が熱くなっていたら患部を冷やし皮膚が冷たくなっていたら患部をマッサージする
◆意識がない場合や、急な体温の上昇を感じたら至急救急車を呼ぶ
【まとめ】
「熱中症の正体や対処について」理解していただけましたでしょうか?
6月末から9月くらいまでが熱中症のピークと言われています。
生活がありますから屋外に出ない訳にはいきませんし、近年では室内の熱中症もあります。
なるべく規則正しい生活を心がけ、正しい知識を持ち自分自身の身を守ることで熱中症は防げるかもしれません。
僕も気持ちだけは学生時代のままなのですが、実際には年齢を重ねてしまいました。
部活をやっていた頃のパワーはありませんが、きちんと自己管理をしていい仕事をしたいと思います。
あなたの夏が「健康で楽しい日々になること」を陰ながら願っています!
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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