米軍統合参謀本部議長がトルコを訪問
k10010617821_201608021008_201608021009.mp4
トルコでのクーデター未遂後の対応を巡ってトルコと欧米諸国との溝が深まるなか、アメリカ軍の制服組トップ、ダンフォード統合参謀本部議長がトルコを訪れて民主的な体制を支持すると伝え、過激派組織IS=イスラミックステートの対策で、協力が必要なトルコ側の不満を和らげようというねらいがあるとみられます。
アメリカ軍の制服組のトップ、ダンフォード統合参謀本部議長は1日、トルコを訪れ、首都アンカラでユルドゥルム首相らと会談しました。
トルコの首相府によりますと、この会談でダンフォード議長は、先月のクーデターの試みを強く非難するとともに、トルコの民主的な体制を完全に支持すると述べたということです。
クーデター未遂を巡ってトルコ政府は、黒幕はイスラム組織の指導者、ギュレン師だとして滞在先のアメリカに身柄の引き渡しを求めていますが、アメリカは証拠が十分か慎重に検討するとしていまのところ応じていません。
アメリカとしては軍のトップの訪問で、過激派組織ISの対策で協力が必要なトルコ側の不満を和らげようというねらいがあるとみられます。
ただ、今回の会談でもユルドゥルム首相は、アメリカ側にギュレン師の身柄をできるだけ早く引き渡すよう求めており、この問題が引き続き両国関係の懸念材料になっています。
トルコの首相府によりますと、この会談でダンフォード議長は、先月のクーデターの試みを強く非難するとともに、トルコの民主的な体制を完全に支持すると述べたということです。
クーデター未遂を巡ってトルコ政府は、黒幕はイスラム組織の指導者、ギュレン師だとして滞在先のアメリカに身柄の引き渡しを求めていますが、アメリカは証拠が十分か慎重に検討するとしていまのところ応じていません。
アメリカとしては軍のトップの訪問で、過激派組織ISの対策で協力が必要なトルコ側の不満を和らげようというねらいがあるとみられます。
ただ、今回の会談でもユルドゥルム首相は、アメリカ側にギュレン師の身柄をできるだけ早く引き渡すよう求めており、この問題が引き続き両国関係の懸念材料になっています。