米大統領 中国に南シナ海巡る仲裁裁判受け入れ求める
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アメリカのオバマ大統領は南シナ海の問題について中国に対し、国際的な仲裁裁判の判断を受け入れ、平和的に解決するよう求めていく考えを示しました。
オバマ大統領はシンガポールのリー・シェンロン首相と会談するのを前に、シンガポールの新聞のインタビューに応じました。
この中でオバマ大統領は、南シナ海の問題を巡って国際的な仲裁裁判で南シナ海のほぼ全域に管轄権を持つとする中国の主張には法的根拠がないという判断が示されたことについて、「法的な拘束力があり、尊重されるべきだ」と指摘し、中国に判断を受け入れるよう促しました。そのうえで、「大国が小国をいじめるべきではない。われわれは中国やほかの当事者に対し、意見の相違を解決するため建設的に取り組むよう引き続き促していく」として、国際法に基づいて平和的に解決するよう求めていく考えを示しました。
また、オバマ政権が推進するアジア重視政策について、「アメリカの国益に資するもので私の任期が終わったあとも続くと確信している」と強調しました。
さらに、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「貿易を巡る政治的な駆け引きは、特に選挙の年、難しいものだが、私はTPPの意義を主張し続ける。最終的にはアメリカ議会がこの画期的な協定を支持してくれると楽観している」として、議会が承認することに期待を示しました。
この中でオバマ大統領は、南シナ海の問題を巡って国際的な仲裁裁判で南シナ海のほぼ全域に管轄権を持つとする中国の主張には法的根拠がないという判断が示されたことについて、「法的な拘束力があり、尊重されるべきだ」と指摘し、中国に判断を受け入れるよう促しました。そのうえで、「大国が小国をいじめるべきではない。われわれは中国やほかの当事者に対し、意見の相違を解決するため建設的に取り組むよう引き続き促していく」として、国際法に基づいて平和的に解決するよう求めていく考えを示しました。
また、オバマ政権が推進するアジア重視政策について、「アメリカの国益に資するもので私の任期が終わったあとも続くと確信している」と強調しました。
さらに、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「貿易を巡る政治的な駆け引きは、特に選挙の年、難しいものだが、私はTPPの意義を主張し続ける。最終的にはアメリカ議会がこの画期的な協定を支持してくれると楽観している」として、議会が承認することに期待を示しました。