“バイオ燃料で航空機運航” 行動計画

“バイオ燃料で航空機運航” 行動計画
国などは温室効果ガスの削減に向けた取り組みを進めるため、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる4年後を目標に、バイオ燃料を使って航空機を運航するための行動計画をまとめました。
経済産業省などは温室効果ガスの削減を図るため、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる4年後を目標に、航空機の燃料の一部に、藻や木材などから造る国産のバイオ燃料を使う構想を掲げています。
8日はその構想の具体化に向け、経済産業省や国土交通省、それに航空、エネルギー関連の企業の関係者が参加する検討会が開かれ、行動計画を取りまとめました。
計画では4年後に、羽田空港を出発する一部の航空便にバイオ燃料を使うことにし、このころには、関連する企業が、燃料を最大で千数百キロリットル生産できることが見込まれるとしています。
そのうえで来年度末までに航空会社がつくる業界団体などが中心となってバイオ燃料を給油するための設備や貯蔵施設などを整備する案をまとめるとしていて、2020年代後半には最大で数十万キロリットルのバイオ燃料を航空機の運航に活用したいとしています。
経済産業省も、行動計画の実現に向けて補助金などの支援策を検討するとしています。