トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

手倉森ジャパン4−4−2回帰 きょうコロンビア戦 

2016年8月8日 紙面から

コロンビア戦に向け調整する(左から)中島、遠藤、興梠、塩谷=マナウスで(共同)

写真

 【リオデジャネイロ五輪取材班】リオ五輪サッカー男子で初戦に敗れた日本は7日(日本時間8日)、ブラジル北部のマナウスでコロンビアと対戦する。負ければ1次リーグ敗退が決まる一戦。6日には試合会場で公式会見が行われ、手倉森誠監督(48)は「逆境でこそ力を発揮しないといけない」と語った。前日練習は冒頭15分間のみが公開され、初戦の4−3−3から4−4−2への布陣変更が濃厚となった。

◆守り方「若干修正する」

 追い詰められた日本が原点に立ち返る。負ければ1次リーグ敗退が決まるコロンビア戦では、初戦の4−3−3から4−4−2への布陣変更が濃厚となった。「守り方は若干の修正をする」と明かした手倉森監督。大量5失点を喫した守備を立て直し、最終予選でアジアの頂点に立った強固な守備を取り戻す。

 「もう一回、自分たちのやり方で守備をして、失点を抑えるのが狙い」とMF矢島(岡山)は説明した。慣れ親しんだ布陣で個々の役割を明確化し、前からボールを奪いにいく攻撃的な守備を思い出させる。オーバーエージ(OA、24歳以上)枠のDF藤春(G大阪)も「守備の部分では連係が取りやすい」と変更を歓迎した。

 手倉森監督は「誰かが駄目で差し替えるというやり方はない。入れ替えないといけないのはまず気持ち」と大幅なメンバー変更は否定した。それでも「変えるところは変える」とし、GKについては「テコ入れしたい」と明言。中村(柏)の起用が確実となった。

 ミーティングでは2011〜12年シーズンにロスタイムの大逆転劇で優勝を果たしたイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティーの映像を流し、奇跡を起こすイメージを刷り込んだ。大量失点を浴びた最大の要因をメンタル面と分析した。「次は平常心、自然体でやれれば。簡単に言うと『ビビるな』ということ」。指揮官の強烈な檄(げき)に、選手はピッチで答えを出す。 (山本直弘)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ