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【プロ野球】

沢村あと1死奪えず 巨人の連勝「7」でストップ

2016年8月8日 紙面から

9回裏2死、菊池に同点ソロを打たれ、ぼう然と立ち尽くす巨人・沢村(吉澤敬太撮影)

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◇広島8−7巨人

 広島が逆転サヨナラ勝ちで、連敗を4で止めてリーグ60勝一番乗りを果たした。6−7の9回、2死から菊池のソロで同点。続く丸が四球を選び、新井が左越え二塁打して試合を決めた。巨人は抑えの沢村が崩れ、連勝が7で止まった。

   ◇

 あと1死を取り損ね、巨人の連勝は7で止まった。9回2死。菊池に痛恨の同点ソロを浴びた沢村は「(打たれたのは)まっすぐです。切り替えて頑張る」とうなだれた。続く丸に7球粘られ歩かせた。そして新井に左翼に運ばれた。

 勝負に“たられば”は禁物だが、3・5差と5・5差は大きく違う。村田ヘッドコーチは「(連勝を)したかったというのはもちろんある」と本音をのぞかせた。しかし沢村も3連投とあって責められない。

 阿部の同点、マイコラス、ギャレットの勝ち越し。効果的な3本塁打を浴びせ、広島を追い詰めた。だからだろう。高橋監督の表情には充実感が漂っていた。

 「負けはしたが内容の悪い試合ではなかった。苦しんだところもありましたけどチームも活発だし。良いことしか今のところ感じてない」

 今季100試合目を終え、逆転優勝への手応えをつかんでいる。珍しいほど強気な指揮官だった。 (園田佳子)

 

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