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ゆとりごと

ゆとり育ちの団子が綴るグルメと趣味と雑記

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Chromebook・Chrome OSを3ヶ月使ってみた感想

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 生まれてこれまでWindowsばかり使ってきたが、今年の5月にChrome OSデビューした。そろそろChromebookを使い始めて3ヶ月くらいになるのだが、想像以上に素晴らしいものだった!

 この良さをいろんな人に知って頂けたらと思い、Chromebookを使用してみたレビューを綴っていく。

 

 Chromebookを購入するに至るまで

 実のところ、買う直前までChromebookを使ってみようなんて全く計画していなかった。

 恥ずかしい話だが、5月にそれまで使っていたSurfaceに紅茶花伝をぶちまけてしまいご臨終。修理費を見積してもらったが、基盤が全体的に逝っていたため修理をするにも新品のPCが買えるくらいの金額が掛かる。

 だったら安くてもいいから新しいのを買ったほうがいいじゃん!」そう思った。

 そんなわけでヨドバシ名古屋を見て回っていたところ、Chromebook Flip C100PA と出会う。アルミボディで軽量なところにビビッときた。

 

 そのときのChromeOSに対する認識としては以下の様な感じだった。

  1. Google Chromeしか動かせない
  2. Chromeウェブストアでインストールできるアプリケーションは使用できる
  3. 近いうちにAndroidアプリが使えるようになる 

 ブラウザしか使用できないのは如何なものかと思ったが、それでもAndroidアプリが使用できるようになるというのが魅力的に感じた。Androidを6年ほど使っていたためアプリの豊富さは知っていたし、もしこれらが使えるようになれば非常に便利になりそうだ

 また起動と終了が滅茶苦茶早いという話も聞いていたので試してみたら、「は!?」と声が漏れるほどに早くて驚愕した。パッと起動してパッと終了するのだ。Windowsと比較したらウサギとカメどころか新幹線と鈍行列車くらいの差がある。

 30分くらい展示品を触りながら考えに考え、ついに購入を決断する。最終的な購入の要因としては「他の人が持っていないものを使ってみたい」という考えに至ったからだ。デザイン、Androidアプリへの期待、案外Google Chromeだけでやっていけるのではないか…いろんなことを考えたが、最終的に好奇心で購入を決めた。

 Chromebook・ChromeOSデビューだ。

 

初期設定について

 ブラウザについては今までWindowsでもGoogle Chromeを使っていたのだが、GoogleアカウントからGoogle Chromeの設定をそのまま引き継ぐことができるので、最初に設定することと言えば言語設定やワイヤレス接続くらいのものだ。

 もちろんもっと細かい設定があるのだが、購入して箱を開けたらすぐに使えるようになっている。

 

Chromebook・ChromeOSを使ってみて 

 購入して使ってみて最初に驚いたことは、想像していた以上にChromeウェブアプリが充実していたことだ。

 これまでもブラウザはGoogle Chromeを使っていたが、Windowsでフリーソフトが充実していたのでChromeウェブアプリはほとんど使ったことがなかったが、写真加工アプリがあれば動画編集アプリもある。OfficeはGoogleドキュメントやスプレッドシートがあるし、それでズレが生じるならMicrosoftのOfficeOnlineで見ればほとんど問題ない*1。GoogleのOfficeアプリやkeepはオフラインでも使えるし、テキストエディタも使える。

 正直ウェブアプリを舐めていた。自分がWindowsで使っていたソフトの類似ウェブアプリが普通にChromeウェブストアに置いてあるのだから、Androidアプリなんてなくてもやっていけそうなのだ。クリエイターレベルで使用するアプリは流石に難しいが、一般人レベルで使用するならChromeウェブアプリで充分に賄える

 Google Chrome最強かよ!

 

本体容量

 Chromebookはどれにしても本体ストレージの容量が非常に少ない。私が購入したflipも本体ストレージが16GBしかない。Chromebookは基本的にデータをGoogle Driveに保存することを前提にしているため本体容量を多くする必要がないということなのだろう。私はGoogle Driveの有料プラン(月200円程度)に登録して100GB保存できるようにしている。またmicroSDカードをセットして、保存容量を大きく取るものをダウンロードした場合にはSDに移すようにしている。

 クラウドや外部ストレージでかなり容量を多くできるので、「保存容量が足りなくなる!」ということはほとんどないだろう。

 

Playストアがやってきた

 6月、買って間もないタイミングで早くもAndroidアプリが使えるようになった。そのときの感想等は別の記事で綴っている。

 これによって良くなったことといえば、

  1. Office Mobileが使えるようになったことでオフライン状況でも「.xlsx」「.xlsm」「.xls」ファイルをExcelでズレなく表示できるようになった
  2. Androidのファイラーアプリがそのまま使えるので、システムファイルまで覗けるようになった
  3. スマホやタブレットに限定されていたサービスでも、小さい画面でなくPC画面で見られたり、キーボードで入力できるようになった

 便利になったことは間違いないのだが、Google Chromeのウェブアプリが充実していたので極端に良くなったという感じはあまりしないというのが正直なところ。元々スマホ向けに開発されたアプリばかりなので、Chromebookでは使用し難かったり、そもそもChromeOSに対応していないアプリも存在する。

 Androidアプリを使用するにおいて、AndroidOSよりもChromebookの方が優れていることもある。Android OSと違い、ChromebookはAndroidアプリをバックグラウンドで動かすことができることが可能だ。例えばabemaTVをバックグラウンドでラジオ感覚で流しながらネットサーフィンできるのがなかなか便利だ。

 Google Playが追加されて極端に利便性が上がったわけではないが、まだまだ導入されたばかりなので今後大きく変わっていくことを期待している。

 

開発環境

 開発と言っても、私はPythonを趣味で勉強し始めたばかりのペーペーなのだが、Chromeアプリに公開されているPython Fiddleというブラウザ上のサービスでコードを打っては走らせている。

『Chromebook 開発環境』で検索をかけるとそれ以外の言語の開発環境の整え方(というかアプリ)の紹介記事が見つかる。

 他の言語も同じようなアプリケーションが存在する。初心者中の初心者なので使い勝手等は全く分からないが、Chromebookでも開発環境を実装することは可能だ。

 

最後に:Chromebookという選択肢

 Chromebookを使ってみて何よりも驚いたのがChromeアプリが充実していたことだ。「ブラウザしか起動できない」と書くと頼り無さそうに見えるが、ブラウザのアプリケーションでノンクリエイターが日常的にやるようなことはできてしまう。またAndroidアプリについては使えるようになってからまだ日が浅くまだまだこれからといった具合だが、今後の発展に大いに期待だ。

 Windowsからの乗り換えの際に「違和感あるだろうなあ…」なんて考えていたのだが、実際に使ってみるとほとんど違和感も抵抗感もない。少し使えばすぐに慣れる…というか、OSの使いやすさだけを見ればChromeOSの方がシンプルで使いやすい。

 使いやすさ、充実したウェブアプリ、Officeも使える、Androidアプリも使えるという点で、Chromebookという選択は有りだ。 WindowsノートPCから他のOSに乗り換えようかと考えている方は、安くて軽快なChromebookを検討されてみては如何だろうか。

 

 

*1:※但しOfficeOnlineはOneDriveからの読み取り/保存となるので、オンライン状況でしか使用できない