[PR]

 大阪市を中心に展開する「スーパー玉出」が留学生を法定時間以上働かせていたとされる事件で、同社は8日午後、大阪市内で記者会見を開いた。大阪府警はこの日、前田託次社長(71)=同市天王寺区=らを書類送検したが、担当者は「人事部長ら2人がやったこと。組織として把握できなかった」と説明。今後、社内チームを設けるなど再発防止策を講じるという。

 府警は8日、前田社長ら同社幹部3人と法人としての同社を出入国管理法違反(不法就労助長)などの疑いで書類送検。前田社長は「知らなかった」と容疑を否認し、前田光俊人事部長(40)らは「会社ぐるみでやった」と認めているという。外事課によると、3人は2~5月、中国人やベトナム人留学生計12人を法定時間(週28時間)を超えて働かせていた疑いがある。留学生も同法違反容疑で逮捕、書類送検された。