EFO対策(エントリーフォーム最適化)におけるタブーまとめ22選
EFO対策(エントリーフォーム最適化)とは?
EFO(Entry Form Optimization)とは、エントリーフォーム最適化(入力フォーム最適化)のこと。
エントリーフォームは、商品購入、資料請求、会員登録、メルマガ登録、問い合わせ、予約…とあらゆる場面で活躍し、今や企業のホームページに欠かせない存在。ただ、「とりあえず必要項目を並べて作った」だけのエントリーフォームは、ユーザーにとって使いにくいものもあります。「ダメエントリーフォーム」では、ユーザーが離脱することも!
そこで、EFO対策を行い、ホームページのエントリーフォーム入力の際にユーザーが感じる負担を減らすことで、コンバージョン率を高めることができるのです。
EFO対策(エントリーフォーム最適化)を行えばCVRは劇的に上がる!?
もし、コンバージョン率が上がらない…と悩んでいるなら、一度エントリーフォームを見直してみてもいいかもしれません。
ユーザーがCVに至るまでには、
- ページに訪問する
- フォームを開く
- エントリーフォームを送信する
という複数の過程があります。この中で、一番費用をかけずに改善できるのがエントリーフォームなのです。また、エントリーフォームまでたどり着いたユーザーは、申込みまであと一歩の状態。それを阻む壁を取り除くことで、少ない労力でCV向上につながります。
今回は、最適なエントリーフォームを作る際にやってはいけないタブーを一挙紹介します。
自社のエントリーフォームを見なおして、ダメポイントを一つずつ改善し、CVRを高めましょう。
“やってはいけない”エントリーフォームの失敗例(と対策)①
1.送信が完了できない
エントリーフォームが送信できない場合があります。せっかく入力しても送信できないのなら、CVはゼロのまま…。どんなにEFOをしても、広告を出稿しても効果なしです。
きちんと送信できるか確認し、エラーが出る場合は問題箇所を修正しましょう。
2. エラーが出ても、間違い(入力不備)の箇所がわからない
エントリーフォーム内で、入力ルールや必須項目を定めている時にありがちなトラブルです。
せっかく送信しても、「不備があります」と表示され、何が問題かわからないという状況。ユーザーはどうすればよいか分からず、そのまま離脱してしまいます。
入力項目に不備があった場合は、「どこを直せばよいのか」を表示させるようにしましょう。
また、「必須」「半角」「ハイフン抜き」など、フォーム上に注意事項を記載するのも一策です。
3. エラーが出ると、入力項目がクリアされる
内容不備でエラーが出ると、正しく入力されていた項目がクリアされる仕様のエントリーフォームがあります。この場合は、また1から入力するのがめんどくさくなり、離脱する可能性が高まります。
入力不備が減るようにフォーム上に注意事項を記載したり、エラーにともなってクリアされる項目を「パスワード」「カード情報」など重要なものに限定するなどの対応をしましょう。
4. 入力項目がクリアされる
ふとした操作で入力項目がクリアされる場合があります。内容確認画面で修正箇所を見つけ、そこから入力画面に戻ると、内容がクリアされている場合などです。
送信完了目前でクリアされては、もう一度入力しようとは思えません。
ユーザーが取る行動を予測し、項目クリアになる状況をできるかぎり限定しましょう。
5. 複数環境に適応していない
IEでは表示されない、Macでは送信できない…など、環境に応じたトラブルが発生することもあります。動作以外にも、文字化けが発生することもあります。
必ず、複数ブラウザやOSでテストし、どの環境でも送信できるか確認しましょう。まれに、スマホ対応ができておらず、モバイルからの対応が非常にやりにくい場合もあるので、デバイスも変えて確認してください。
6. 入力完了までに時間が掛かる
入力項目は、必要最低限にしましょう。項目が多いほど、ユーザーの心理的負担は増します。少しでも減らせる項目はないか?ひととおり見直しましょう。
7. サジェスト機能がない
メールアドレスや電話番号、住所など汎用的な項目については、サジェスト機能を導入すると良いでしょう。いちいち入力する必要があると、離脱可能性が増えます。
8. 半角全角の規定がある
送信されたデータ管理の効率化のために、半角・全角を規定していることもあると思います。ただ、一般ユーザーは、あまり半角・全角を気にしてはいません。その都度エラーが発生しては、モチベーションも下がってしまいます。
できれば、自動で半角→全角に変換できる仕組みにしましょう。
9. 住所の手動入力が必要
住所情報を入力してもらう際に、郵便番号から全てて入力を求めていませんか?資料送付などの場合、確かに住所情報は大切ですが、ユーザーからしたら住所入力は面倒くさいもの。郵便番号を入力したら途中まで自動入力できる仕組みを取り入れましょう。これだけでも、入力ストレスが軽減されます。
1~9に共通する考えは、いかにユーザービリティを向上するか。
「これを入力してもらわないと困る」というシステム目線ではなく、「なるべく少ない時間で送信を終わらせたい」とうユーザ目線でEFO対策(エントリーフォーム最適化)を行いましょう。
“やってはいけない”エントリーフォームの失敗例(と対策)②
10. 入力例が記載されていない
テキスト入力の場合は、フォームの上下左右や、フォーム内に入力例を記載しましょう。ユーザーはあまり注意事項を見ないもの。親切すぎるくらい誘導するほうが、結果的にミスを防げます。
11. 必須項目が明示されていない
連絡先や名前など、必ず入力が必要な項目は、分かりやすく「必須」ラベルを付けましょう。最低限入力が必要な項目がわかるので、ユーザーの心理的負担が減ります。
12. 入力中の箇所が分からない
入力箇所が多くなると、「今どこを作業しているか」がわかりにくくなります。入力箇所の背景カラーを変えるなど、視覚的に入力している箇所がわかるような工夫を取り入れましょう。
13. 入力完了までエラーに気づけない
入力エラーが発生したら、その場で気づけるような仕組みを取り入れましょう。ポップアップでアラートが立ち上がるなど。フォーム入力後にエラーを表示すると、ユーザーの入力威力が削がれてしまいます。
14. コンバージョンボタンが目立たない
「送信」ボタンは、はっきりわかりますか?「キャンセル」ボタンや「クリアボタン」と同じサイズ・色で作っていませんか。大きさや配色(反対色を効果的に使いましょう)に注意し、パッと見で判断できるようにしましょう。
15. ボタンの配置にこだわっていない
コンバージョンボタンの位置を適当に決めていませんか?「何となく一番下」に設置してあるボタンは意外と多いもの。しかし、ユーザーの視線や認知しやすさに注目すると、違った結果になるはずです。
例えば、「次に進む」ボタンを右側に配置すると、直感的に把握できます。
また、ボタンの並び順にも注目。ユーザーの視線は上から下、左から右に動きますから、優先度の高いボタン(送信ボタン)は「より上」に配置することで、ユーザーのアクションまでの時間を短縮できます。
※「戻る」「送信」ボタンを並べる場合は、「戻る」を左に、「送信」を右に並べるほうが認知的負担が減ります。心理的に、左にあるものは「前に戻る」、右にあるものは「次に進む」イメージが固定されているからです。
16. 離脱時の対策が取られていない
ユーザーが未送信のままエントリーフォームから離脱しそうになったら、「まだ送信が完了していません。ページを閉じても良いですか」とアラートを出すようにしましょう。
ユーザー自身は送信したつもりでもできていなかった…というトラブルも防げますし、離脱自体を食い止められるかもしれません。
よくあるのは、ポップアップウインドウで案内する形です。
10~16に共通する考えは、視覚的な表現にこだわることで、ユーザーの理解を手助けすること。
間違えようがないくらい、視覚的に分かりやすいフォームにしましょう。
ボタンの配置や、入力箇所の明確化だけでもユーザーの負担は減ります。
効果的なEFO対策(エントリーフォーム最適化)
ここからは、EFOを効果的に進めるためのテクニックに注目して改善すべきポイントを紹介します。
17. 入力完了までの流れが分からない
入力開始から、完了までの流れを分かりやすく可視化しましょう。「あとどれくらい時間がかかるか」がわからない状態で作業するのは、忙しいユーザーにとって負担です。
フォーム上部に「項目を入力」「入力内容の確認」「送信完了」など、画面遷移のタイミング等を示しましょう。
18. フォームページに不要な内容がある
エントリーフォームのページには、入力フォーム以外の情報を載せないようにしましょう。ユーザーの意識が散り、離脱する可能性が高まります。
企業ロゴなどを残しているフォームもありますが、思い切ってそれも外してしまいましょう。
エントリーフォームはなるべくシンプルにするのが、最適化です。
19. 入力項目の幅が狭い
入力フォームの上下幅は、どれくらいに設定されていますか?フォーム自体の余白が狭いのはオススメしません。特に入力項目が多くなると、項目ラベルとの関連性を認識しづらくなり、「自分が今、何を入力しているのか」がわからなくなるからです。
思い切って広めの余白を取りましょう。スペースの都合上で制限がある場合は、入力例をフォームの中に記載したり、入力業の背景を変えるなどして、工夫してください。
20. 入力フォーム・項目ラベルの整列ができていない
入力フォームや、項目ラベルはしっかり整列しましょう。
ユーザーが読み進める上で、視線移動のストレスを減らすために、「左揃え」で統一すると親切です。
21. ボタン内に不要な言葉がある
「送信」「次に進む」などのコンバージョンボタンに、余計な文言が入っている場合があります。
例えば、「利用規約に同意し、送信する」「個人情報の取扱に同意し、次に進む」など。大げさな内容がボタンに書かれていると、ユーザーは不安に思い、送信を取りやめてしまいかねません。
ボタンに入力する言葉は削り、シンプルにしましょう。
22. キャンセル、クリアボタンが設置されている
フォーム下部のボタンは、できるかぎり少ない方が望ましいです。不要なのは「キャンセル」「クリア」のボタン。ユーザーにとっても、社内にとっても、特に意味のないボタンではありませんか?
その上、誤操作で押してしまったら、送信を諦めて離脱する確率が上がります。余計なものは配置しないようにしましょう。
EFO対策(エントリーフォーム最適化)におけるタブー22選のまとめ
いかがでしたか?自社のエントリーフォームに当てはまる項目はありませんでしたか?
もし「ダメな項目」に該当していたなら、早急に対応しましょう。
エントリーフォームは、お客さんにアクションしてもらう最初の場所。
コンバージョン率を上げるためにEFO対策(エントリーフォーム最適化)に取り組みましょう!
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