憲法学 横田名誉教授「高度に政治的な問題」

憲法学 横田名誉教授「高度に政治的な問題」
天皇陛下のお気持ちの表明について、憲法学が専門の九州大学の横田耕一名誉教授は「天皇が『生前退位』をするかどうかは高度に政治的な問題で、いわば天皇の発意で物事が動くという形は望ましくない。国民の側にも、主権者である国民の意思で置いている天皇ではなく、上に頂いているという意識がある。憲法が考えていた象徴天皇の姿というのはそういうものではなかったはずで、天皇の問題を主権者であるわれわれはどう考えるか、この機会にきちんと考える必要がある」と話しています。