天皇陛下のお気持ち表明を受けて宮内庁が会見

天皇陛下のお気持ちの表明を受けて、宮内庁の風岡長官が午後3時10分すぎから庁舎3階の部屋で記者会見しました。
風岡長官は、会見の冒頭で「天皇陛下のお気持ちは、陛下みずからがお話をいただいたことがすべてであると思っております」と述べました。そのうえで、「国と国民のための象徴としての重みを感じた。天皇陛下は戦後70年が経過しみずからも80代になられて節目の時期と感じ、象徴の在り方を公にすることがふさわしいのではないかとお考えになったのだと思います。ことしに入りフィリピンの訪問や熊本地震の被災地訪問などがあった中で、思いを深められていったのではないかと感じます」と述べました。さらに、風岡長官は「この時期の表明になったのは特に陛下の健康面に何か変化があったわけではなく、準備が整ったからだ」と説明しました。