【15時公開】天皇陛下がビデオメッセージで「お気持ち」表明
最終更新時間:14:56
アフロ
キーポイント
- 生前退位の意向を周囲に示している天皇陛下が「お気持ち」表明
- 8日午後3時から約10分間、ビデオメッセージの形で
- 陛下がビデオメッセージを発表するのは東日本大震災5日後に発表して以来2回目
■日本テレビが報道特番をインターネットで同時提供
■生前退位を「そもそも」から知る
■「お気持ち」表明の意図は
宮内庁の山本信一郎次長は5日、「国民一人一人に陛下のお気持ちをよく聞いていただきたいということに尽きる」と話した。ビデオメッセージという方法を選び、3日前に表明日時を公表したことについては「国内外で広く正確に分かりやすく伝えるため」と説明。
<天皇陛下>お気持ち表明 8日15時に(毎日新聞 8月5日)
生前に皇太子さまに皇位を譲る「生前退位」の意向を示されていることが明らかになった7月13日以降、宮内庁はご意向そのものやお気持ちの表明について否定してきたが、お気持ちを広く国民に理解してもらうことで初めて議論が深まると判断したとみられる。
生前退位 陛下のお気持ち公表は8日午後3時 「象徴」の在り方示される 国民へビデオメッセージで(産経新聞 8月5日)
■首相がコメントする方向で検討
■政府の受け止め方は
憲法4条は「天皇は国政に関する権能を有しない」と規定。陛下の意向を受けて政府が皇室典範の改正などに着手する形になれば、政治的発言と受け取られかねず、政府内にも「憲法との整合性が問題視されかねない」との懸念がある。
<陛下生前退位意向>「国民の受け止め重要」政府、慎重対応(毎日新聞 7月29日)
生前退位の制度化をめぐっても、政府内では慎重論が依然根強いのが実情だ。
憲法抵触を懸念=生前退位「お気持ち」表明で―政府(時事通信 7月29日)
天皇陛下が「生前退位」の意向を持たれていることに関連し、現在の天皇陛下に限って退位を可能にする特別法を制定する案が、政府内で浮上してきた。
「生前退位」に特別立法案…政府内で浮上(読売新聞 8月7日)