障害者殺傷事件 容疑者から大麻の陽性反応

障害者殺傷事件 容疑者から大麻の陽性反応
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先月26日、相模原市の知的障害者施設で入所者などが刃物で刺されて19人が死亡、27人が重軽傷を負った事件で、逮捕された元職員の男の尿から大麻の陽性反応が出ていたことが捜査関係者への取材でわかりました。捜査当局は男が、事件当時、大麻を使用していたとみて事件に影響がなかったかどうか慎重に調べています。
この事件で、警察は、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」の元職員、植松聖容疑者(26)を逮捕し殺人などの疑いで調べています。
警察は、逮捕した植松容疑者の尿を採取し、事件当時、大麻や違法な薬物などを使用していなかったかどうか鑑定していました。
その結果、尿から大麻の陽性反応が出ていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
捜査関係者によりますと植松容疑者の自宅で押収した小袋に残っていた植物片からも大麻の陽性反応が出ています。
植松容疑者は、障害者施設の入所者の殺害を示唆する手紙をことし2月に衆議院議長に渡そうとしたことを受けて、「措置入院」となった際に、病院で行った尿検査で大麻の陽性反応が出ていました。
捜査当局は植松容疑者が、事件当時にも大麻を使用していたとみて事件に大麻の影響がなかったどうか慎重に調べています。