現在、当社自社所有建物にて保管管理しております、ガレ・ドーム等のアール・ヌーボー作品約1000点、マイセン作品200点等全てを国外のオークションにて売却して、その代金を私が直接目の前で管理できる現物資産に転換することに決めました。

早急に手続きを始めたいと思っています。

今の日本で作品管理は不可能であり、これは管理する人的能力の低さにもありますが、とにかく日本人の管理能力の低さには呆れるばかりであり、このようなことでは今まで大事に保存されてきた作品達を未来永劫失うことにもつながりかねず、人類の損失となりますので、大切に管理できる世界中の人に作品を委ねることにしました。

総額で10億円以上の売却となるでしょうが、これでルノワールを一枚買うか、ダイヤモンドを買うかわかりませんが、自分の手元で管理できるものにしたいと思っています。


この売却が起これば作品の流通が起こり、価格も上がるでしょうが、それはそれで嬉しいものであり、手にした作品達が物凄い価格となるのをみるのも楽しいものです。

ガレの下絵やドームの下絵であるアンリーベルジェコレクションも売却しますので、世界中で超稀少作品として話題になるはずで、価格はともかくどのような話題となるか楽しみです。

コレクターは自分が手にしたした作品がその後、物凄い評価を受ければ悔しいという感覚はありません。
むしろ、それだけ評価を受けた作品を所有していたんだという満足感のほうが強いものなのです。

ベンギンコレクションなどは、ドームコレクターからすれば喉から手が出るほど欲しい作品であり、それが4点もオークションに一度にでれば、どれを買おうかとパニックになるかも知れません。

アンリーベルジェも今や個人が所有する作品はほとんどなく、これがオークションに掛けられれば、一点1000万円以上の価格がつけられましても何ら不思議ではなく、美術館とコレクターの一騎打ちとなれば、1億円という価格も飛び出しましても何ら不思議ではありません。