ひらめきの月曜日
2016年8月8日
天下一品のこってりラーメンを、一般家庭でも実現可能なレベルで再現してみました。
当サイトでは『自宅でできる二郎風ラーメンの作り方』、『家で家系ラーメンを作る』と、有名ラーメン店の再現ごっこをやってきたが、今回はこってりラーメンの代名詞ともいえる天下一品に挑戦してみようと思う。
ただし、今までみたいに大きな寸胴で長時間煮込んでスープを作るといった本格的な方法ではなく、日曜日におとうさんがカレーライスを張り切って作るくらいのノリで、やろうと思えば誰でも可能な範囲でのまねっことする。 これが天下一品のこってりラーメンです1971年に一台の屋台から始まり、独創的なこってりスープが誕生したことで、今や全国的な有名店となった天下一品。
私が初めて食べたのはたぶん15年くらい前。江口寿史さんの漫画でその存在を知り、憧れていたあのこってりラーメンがこれなのかと、初体験のドロリとしたスープに感動した覚えがある。 恥ずかしながら最初は豚骨スープだと思っていました。
今回こってりラーメンを再現するために、久しぶりに店で食べてみたところ、確かにドロリとしたスープは超こってりなのだが、ギトギトしつこいという感じではない。
メニュー表に書かれた説明によれば、博多ラーメンのような豚骨スープではなく、鶏ガラと十数種類の野菜を使ったスープとのこと。実はヘルシーなのだろうか。 誰にも真似のできないスープと書かれているけど、あえて真似をしてみる我がままをお許しください。
なるほどなーと思いつつも、本当に鶏ガラと野菜でこのスープができるのだろうかということで、製麺&ラーメンマニアの友人と一緒に再現してみたいと思う。
二郎、家系に続いて今回も再現レシピを考えてくれたマダラさん。
ところで天下一品ならお持ち帰りや通販があるんだから、それでいいじゃんというツッコミは聞こえません。
有名店のラーメンを真似する行為は、好きなバンドの曲をコピーすることに似ている。譜面にあたるレシピは公開されていないので、耳コピーならぬ舌コピーだ。 アマチュアによる舌コピーラーメンなので味の限界は当然あるのだが、作る側になって試行錯誤するのが楽しいのである。 アマチュアバンドをやりながらラーメンを作るという話ではない。
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