大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

誰が、高江の住民をボコボコにしろ、と命令したのか?

8月6日(土)記

今、頭を悩ませている問題がある。

沖縄の高江で、ヘリパッド建設反対の住民に対して
機動隊が許しがたい暴力をふるって排除にかかった。

この機動隊の中には、千葉県の機動隊も多数含まれている
という情報がすぐに伝わってきた。

そこで
疑問その
なぜ、千葉県の機動隊が沖縄で暴れることができるのか?
疑問その
なぜ、翁長沖縄県知事は、沖縄県警の暴力行為をやめさせることが
できないのか? 


こんな塩梅で、ただでさえ猛暑で溶けかかっている脳みそを
ぐちゃ、ぐちゃ、悩ませていた。
ところが、昨日、その疑問の一部が溶けましたぞ!

毎年恒例の県予算要望に向けての県庁ヒアリング。
昨日は沖縄など平和関連の聞き取りだった。
事前に市民ネットの二人の県議が
「高江に千葉県の機動隊が入っているけど、どこからの要請か」と
資料請求をしてくれており、その資料が出た。
これである。↓

okinawakouan.jpg

ふむ。
沖縄県公安委員会から、東京、千葉、神奈川、愛知、大阪、福岡
の公安委員会に「援助の要求」という名前で出されている。

しかし、派遣期間も派遣人数も真っ黒クロスケ!
「なんでやねん?」と担当警察官に聞くと、

県警 「現地での警察対応能力、体制が敵対者に分かると困る」
 「敵対者って、現地の非暴力の住民の方々のことか?」
県警 「・・・ま、そういうことになります」
 「どういう経路で、派遣要請が来たのか?」
県警 「7月12日、沖縄公安委員会から千葉県公安委員会に要請があり、
   翌13日の公安委員会で了承された」

ここで、疑問はマッドマックス。

これって、知事をすっ飛ばして、沖縄も千葉も動いているよね。
県知事と公安委員会の関係って、どうよ!?

翁長知事が、沖縄公安委員会に、「高江に入って住民を排除しろ」
などと言うわけないし・・・

 「翁長知事が命令したわけないですよね?」
県警 「そう、だ、と・・・思います」
 「では、もし、同じことが千葉県で起きたら・・・
   森田知事の意に反して、千葉県の住民を排除しろという命令が
   出たら、皆さんはそうするのか?」
県警 「さあ、それは・・・」

ま、森田知事と県警の見解が違うことなど、1ミリもないと思うけど。

最大の疑問は、知事と公安委員会の関係だ。

警察法では
都道府県知事の所管の下に、都道府県公安委員会を置く
となっている。
さらに、
知事が県議会の同意を得て5人の公安委員を任命する

知事は、公安委員会に対して
非常に大きな権限を持っているではないか!


と、早まってはいけない。

どうも、知事が権限を持っているのは人事権だけのようで、
「○○をしろ!」と、直接命令や指揮をすることはできない、
らしいのだ。

ここんところを、県警の担当者に聞いてみたが、
よく分からないとのこと。
後日、回答をもらうことになったが、
こんな肝心のことを、誰も即答できないとは・・・

ところが、このあと、県警から思わぬ事実が引き出せた。
今回、千葉県の機動隊の沖縄県派遣に、
2800万円国費が出ている

ことが分かった!

県レベルの要請のようで、実はやっぱり、国なんだ!
金の出どころ、これすなわち、命令の出どころ。

しかし、こうなると、法律も何もあったもんじゃない。
どういう法律のもと、どういう命令系統で、沖縄派遣が行われたのか?
そんな手順も何もかも、すべて無視して安倍政権は沖縄を
たたきつぶそうとしている。

誰が、沖縄県警に、
高江の住民をボコボコにしろ
と命令したのか?


この疑問への回答は、明らかになった。
やっぱり、あの人ね。

もう一つの疑問、
なぜ翁長知事は、このような違法な機動隊派遣に対し
抗議をしないのか?

これはちょっと、時間切れ。
夏休みの宿題にして、もう少し調べることに・・・

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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  1. 2016/08/06(土) 13:55:07|
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