FXの仕組みを知ろう

FX(外国為替)の仕組みを知る

そもそも何故、外国為替というものが存在するのでしょう。
答えは簡単です。
それぞれの国で違った通貨を使っているからです。
全世界全て同じ通貨を使っていれば、外国為替というものも必要ありませんよね。

 

ここで、外国為替があることで、それぞれの通貨の価値が決められ、通貨間の取引がスムーズに行うことができるようになっているのです。
海外旅行などに行く際に両替する時には、外国為替によって行き先の国の通貨に両替されますよね。
また、輸入業や輸出業でも外国為替相場が取引の基本として、大きく影響しています。

 

そして大きなポイントとなるのが、この外国為替相場は毎日変動しているというところです。
通貨の価値は、その国の経済状況や政治状況など様々な要因によって変わってきます。
ある意味その国の力が反映されているような部分があります。

 

この変動を利用して、利益を得るシステムがFX取引になります。
その通貨が安い時に買い、高くなった時に売ればその差額分が利益となりますよね。
株や投資信託などと並び、新たな投資方法として定着してきているのです。

 

最近ではインターネットを利用した個人でのFX取引が非常に盛んです。
株などよりも、少ない資金で始めることができることから、いわゆる投資家という人以外でも投資に参加することができるようになっているのです。
また、24時間変動する相場のため、昼間の株取引はできないサラリーマンなども参加することができるのです。

 

どういった通貨が取引されている?

FXで扱われている通貨は、各証券会社によって違ってきます。
しかしメインとなるのは、日本円とアメリカドルとの取引です。
他にもヨーロッパのユーロ、イギリスのポンド、オースラリアドル、ニュージーランドドルといったように、様々な国の通貨を取引の対象にすることができます。
また、円でなくても、アメリカドルとユーロといったような取引を扱っているところもあります。
扱う通貨の種類によって証券会社を選ぶという方法もありますね。

 

為替レートって何?

FXでの取引は為替レートによって金額が決まってきます。
為替レートというのは、二国間の通貨を取引する際の割合のことになります。
その通貨を交換する基準と考えて良いでしょう。

 

例えばものの値段に例えてみましょう。
りんごを例にすれば、りんごの供給量に対して、りんごを買いたい人=需要が少なければ、りんごの値段は下がっていきますよね。
逆にりんごを買いたい人の数よりも、りんごの量が少なければ、りんごは高くても売れる訳です。

 

通貨も同じように、売りたい人、買いたい人のバランスによって為替レートが決まってきます。
そしてその需要は日時変動するため、そこで差額が生まれ利益が発生するという訳なのです。

 

為替レードの変動には様々な要素が関係してきます。
その国経済状況や、政治の動きによっても変動します。
こういった動きを読むことができると、FXでの変動を察知することもできるようになるのです。
投資家はこの変動の要因となる情報を逃さないことが、成功するポイントともいえるのです。

 

各証券会社とも、こういった情報の提供サービスを充実させています。
口座の取引画面で即座に世界の経済情報が得られるようなツールが用意されています。
初心者でもあっても、為替レートの大きな流れを簡単につかむことができるようになっているのです。